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10回ほど生まれ直した男
30才になる前に死んでしまう男がいました。
アクマと契約したその男は、10回ほど死んで、10回ほど生まれ直しました。
同じ両親から、1994年7月5日に生まれ直しました。
生まれた場所や環境など、様々なことは違っていたので、10通りほどの人生を歩みました。
男の名前は、「大谷翔平」と言いました。
アクマと契約する前の、大谷翔平の人生は散々でした。
家にいる祖父の介護で、母親はヘトヘトに疲れていましたし、イライラもしていました。
父親は仕事に忙しくて、帰宅すると介護のグチを言う母親と言い合いになっていました。
《参考文献「100万回生きたねこ」(佐野洋子)》
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