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四魂学園物語。  作者: 黒咲 猫架
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1-6 聞きたい3つのこと

龍我はこくっと頷くと、小さく口を開いた。

「まず、一つ目。…なんで俺はこの”四魂学園“にいるんだ?近くで倒れてるとかは無いと思うんだが…」

龍我は学校終了後普通に帰っていたハズなのだが、何故ここにいるのかわからないし、考えると頭に電流が流れたような痛みが走るから、考えることはしたくない。…そこで聞くことにしたのだ。

それに希白は「うーん…」と一度唸り考えると手と手を合わせ、パチンという音をならし立ちあがる。表情には「思いだした!」と書いてあるような表情だ。

駆け足でロッカーからある一つのファイルを取り出すと、元の席に戻り、開く。

「…私の詳しいことは知らないの。でも、学園の前で倒れていたそうよ。…あ、貴方を拾ったのは、生徒会役員の紅奈あかな めいって子。」

「…覚えにないな。…こんな大きな学園、あったら気づくだろうし」

龍我は腕を組んで唸る…が、頭に痛みが走る以外何もないので、考えるのをやめた。

今考えても、返ってくるのは痛みだけなのだ。急いだって何も始まらない。

(…追々考えていくか。時間はあるし)

龍我は考えるのをやめ、ふぅっと息を吐く。痛みも同時にすぅっと引けていくのがとてもよく分かった。

何があったのか、自分には分からないが必ず真実が出ると心に言い聞かせたのだった。

龍我はひとつ咳をすると、指でピースサインをつくり口を開く。

「…お礼いかなきゃな。それで、2つ目。この学園の校則とか教えてほしいんだが。何時までに寮に戻れ…とか」

希白はくいっと飲みほした紅茶のカップをゆっくりと机の上に置くと、龍我と顔を合わせた。

「分かったわ。とりあえず全寮制ね。朝食や夕食は、部屋か会場か選べるわ。昼食は会場限定。直食に時間制限はないけれど、7時半までに行かないとほとんどなくなるわね。夜は10時までに行かないと、閉まるわ。部屋は10時半以降外に出るのは駄目。制服の校則はそこらへんの学校と同じくらいね」

希白がペラペラと言っていくことを、龍我は器用に頭の中で整理していく。朝食と夕食が会場か部屋が選べるのは珍しいと彼は思った。

龍我の学校はお弁当を持って来なけれればいけない。全寮制…ではないが、朝は基本集まって食べるものという定義が彼の中であるので、クエクションマークが脳裏に浮かぶ。

またその辺は追々覚えればいいか…と、思いながら、指を三本立てて口を開く

「…じゃぁ、最後の質問だ。"家帳"って何だよ?」

希白の口角が、少し上に上がったように見えた。

バサッと白いハトが窓から飛び立つ。

お久しぶりです。…書き方変わって無いかな、大丈夫かな?w

日にちが空くと書き方が急に変わったりするので…すいませんw

不定期投稿ですが、気軽に読んでくれれば本当にうれしいです。

さて、3つの質問ですが、2つしかしてませんね。次回で最後の質問の答えが返ってきます。そして、学校案内…ですかね?そこまで行くかな…w

超不定期投稿な、この「四魂学園」ですが、これからも読んでくださると嬉しいです

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