人生最大の選択*1
僕は、どうしようかと悩んでいた。
正直向こうの世界に戻ってもいい生活ができるとも限らない。
でも、ここにいたところで僕は楽しんでいけるのだろうか?
そんなことを僕が考えていたらヒャダイン様が話しかけてきた。
ヒャ:「フフ、まぁそう焦る必要もないぞ。何せここにおれば時間は無限にある。十分悩むとよい」
セ:「そうですよ、お兄ちゃん。今すぐ決めなくてもいいんですよ~もっと気楽に僕と遊んでからそれから決めたらいいと思うです。」
まぁ、それだけ言われたら僕も今すぐに決めなくいてもいいかもと思えてくる。
ハ:「じゃぁイッチョ体でも鍛えるか?俺がきたえてやるぜW」
いや~、僕さっきまで歩いただけで倒れる体だったんで絶対無理です。
神様との訓練なんて普通はできることではないけど絶対今の自分には厳しいような気が…
セ:「ハー君と遊ぶですか?ハー君手加減苦手なので傷ついたり死んだりしたら僕が治してあげますよ~♡」
いや、傷つくだけならまだしも死ぬのは嫌なんですが⁉
ア:「セルちゃ~んあんまり樹君を困らせたらだめよ~」
セ:「う~姉ちゃんが怖いよ~お兄ちゃん。」
まぁ、僕としてもそこまで困っていないのだがアリアさんありがとうございます。
でも、軽くなら体を動かしたい。今まであんまりできなかったことだし
ティ:「なら、私が監視役でハグンの特訓を受けるというのはどうでしょうか?」
ティスティナさんがそんなことを言ってきた。
ていうか、考えを読まれているのだろうか?なぜ考えていることがわかるんだろう
そもそも、ティスティナさんでハグンさんを止めれるのだろうか?
確かティスティナさんが知恵の神でハグンさんが武の神なのだ。
元の世界での基準なら魔法VS物理だ、僕から見たら物理のほうが有利に見える。
ティ:「まぁ確かに私は魔法特化の所があり物理はあまり得意ではありません。
まぁ、それでもハグンさんが私に勝てない理由はありますよ。」
それって何なんだろう?そんなことを僕が思っているとティスティナさんが話し始めた。
ティ:「彼は、私やその他の神に色々(借り)があるんですよ。
ええ、特に私には一杯ね(#^ω^)ピキピキ」
ティ:「この所、神の世界の書類や管理している異世界の情報。果ては、下級神への伝令や仕事の通達まで全部この所私が請け負いましたからね。」
ハ:「へへ、俺はそこら辺さっぱりだから助かってるぜ。ティスティナ」
ああ、なるほど。
でもこれ、ハグンさんあんまり気にしてないな(呆れ)
エ:「それでは、私も見学いたしましょうかね。それに樹殿にはぜひ日本での知識を色々とお教えいただきたいですしね。」
エルメース様まで見学に来るのかほぼ全員の神様が僕の訓練見に来るの?
まさか、結構皆さん暇人なのでは
ヒャ:「まぁ、かなりここは娯楽が少ないからね。お主が来てくれて皆楽しんで居るのじゃよ」
ああ~早く決断しないと大変な事になりそうだなぁ~
そんなことがあったけどそのあとは宮殿内を軽く案内されて僕は寝室に案内されて今は一人になった。
「今日は色んな出来事があったなぁ~。」
高校進学して早速、喘息で倒れて保健室登校して帰ろうかと思ったら神様の世界に転移しちゃうなんて
もう、これからどんなことが起きても今日みたいな凄い出来事はないよなぁ~。
「ハァ~これからどうしようか。」
神様たちは優しいけど現世に戻ったところでどうなのかなぁ~って思うし
もう考えるのは辞めて今日は早いけどもう寝ちゃおう。
〈神様達〉
ヒャ:「で、今回の件ティスティナはどう考える。」
ティ:「そうですね、まずは今回樹さんが転移してきたのは偶然でしょう。
どうも未完成な魔術だったらしく暴走したのでしょう。」
ヒャ:「うーむ、正直ここに居っても樹のためにはならんし元の世界に返すのが筋なのだろうが
お主ら樹を見てどう思った?」
ティ:「私からの視点にはなりますがひ弱そうではあるけど心は芯が通っておりかなり好印象でした。」
セ:「ハイハイ、僕もなのですお兄ちゃんはすごく優しいのですよ。」
ハ:「俺は、物足りねぇがなもっと筋肉つけねぇとな。」
ア:「そうですね~、セルピナちゃんの言う通り優しい方ですね~(⌒∇⌒)]
エ:「そうですな、樹殿は礼儀もわきまえておられますし好感が持てますぞ。」
ふむ、皆の心象もわしとほとんど同じか元々別の異世界の勇者として呼ばれるだけはあるということか
さて、これから話すことについては神の規定ギリギリの範囲になるかもしれぬがこ奴らなら了承するだろう。
ヒャ:「今からお前たちに重大な話がある心して聴いてくれ」