神界
創造神⁈異世界??
どういうことだろう?
僕が困惑しているとヒャダイン様が説明してくれた。
「まず、神様の分類なのじゃが1世界に1柱の創造神とそれを支える神々がいるのじゃ」
なるほど、じゃあヒャダインさまはどこかの世界の創造神様なのか。
僕今、凄い人とお話してる?てか、敬語のほうがいいかなぁ今更だけど
「あの~すいません。今更なのですが僕敬語のほうが良いですか?」
恐る恐る聞いてみた。
「別にわしは気にせんぞ。まぁ気にする神もおるじゃろうから気遣いは大事じゃぞ」
ところで、これから他の神様に会いに行くんだろうけどどういった神様がいるんだろう?
「あの~、ほかの神様ってどんな方たちなのですか?」
「う~む、他の創造神を紹介してもよいのじゃがあいつ等は色々めんどくさい奴らじゃからわしの世界の神々を紹介しよう。」
おお~ヒャダイン様のところの神様かどんな方たちなのだろうか?
神様って日本にいた頃はそんなに考えたことなかったなぁ~。
日本で有名な神様って言ったら(天照大神 須佐之男命 月読命)の三神はやっぱり有名だよね~。
小説の中とかで言ったら、力の神や知恵の神様なんかも有名かも。
そんなことを思いながらヒャダイン様の後ろを歩いている。
周りを見渡してみるが基本白い世界が永遠に続いている。
「これ道に迷ったりしませんか?当たり何もないですけど」
僕は、ヒャダイン様に聞いてみた。
「ふふ、われはもう慣れた道じゃからの~それに何もないわけじゃないの
じゃがお主にはまだ見ることができぬだけじゃ。
まぁ、あと少ししたら宮殿が見えてくるからの~そこが今回の目的地じゃ」
なるほど、何もないように僕には見えているけどヒャダイン様にはほかにも色々見えているみたいだ。
正直、かなり気になるが見えないならしょうがない。
あと、もう少ししたら神様たちに会えるのかぁ~楽しみだ
「よし、ついたぞ。
ここじゃ、少し中で話してくるから待っておるんじゃ。」
ヒャダイン様にいわれて少し外で待っていることになった
でも、外から見てもすごくでかい宮殿だ。海外のタージ・〇ハル風な感じだ
海外行ったことないからテレビでしか見たことないけど。
「待たせたの~中で神達と話してきたから入ってきて良いぞ」
そう言って、ヒャダイン様が話しかけてきた
〈宮殿内〉
煌びやかな宮殿の中は、神々しい光が広がっていた。
床には、太陽の光が差し込み繊細な模様が浮かび上がっていた。
その光の中に、天井から垂れ下がる金色のシャンデリアが、まるで星々が降り注ぐかのように輝いていた。
「待たせたの、件の少年を連れてきたわい」
そういう、ヒャダイン様の後を僕は追っていって見えたのは中央に長机がありそこに5人の姿が見えたのでした。
この人達が他の神様たちなのかぁ~?
僕はそんなことを思いながら様子をうかがおうとしたときヒャダイン様が話し始めた。
ヒャ:「待たせたのぅ、今から件の少年について話し合おうと思う。」
?? :「いえいえ、そこまでは待っておりませんよ。主よ」
?? :「おうよ。爺さん」
?? :「そうね、ちょっと少年さんにも興味があったし♪」
?? :「いいのですよ~、僕もそんなに気にしないのですよ~」
?? :「お構いなく、ささお座りください」
印象としては、順番に真面目そうな方とちょっと強面な兄貴質な感じとゆったりお姉さんタイプと人懐っこそうな妹タイプと初老なイケ親父って感じだ
「初めまして、渡良瀬樹と申します。よろしくお願いいたします」
第一印象が肝心だと思って頭を深々と下げ一礼した。
?? :「はい、ありがとうございます。こちらこそ短い間ですがよろしくお願いいたします。」
?? :「おお、元気がいいな。俺もよろしくな」
?? :「ええ、こちらこそよろしくね~♪」
?? :「よろしくなのです♡お兄ちゃん」
?? :「よろしくお願いいたしますね。樹殿」
そういって、神様たちが全員挨拶を返してくれた。
ヒャ:「では、こちらの神々の紹介をしていこう。」
ヒャ:「まずは、初めに挨拶したのが知恵の神ティスティナ」
ティ:「先ほども挨拶しましたが私は知恵の神をさせていただいております。
ティスティナです。よろしくお願いいたします。」
ティスティナさんはすごくまじめな印象を受けた。
ヒャ:「次がそこの強面顔の奴が武の神ハグンじゃ」
ハ :「うるせえぞ、爺誰が強面だ俺はそんなに怖くねぇよ」
ヒャ:「そうかのぅ~割と怖い顔しとると思うがの~w」
ハ :「うっせぇ、からかうんじゃねぇ。わりぃ自己紹介が遅れたな俺はハグン
この中では爺さんを除いたら武力で俺に勝てる奴はいねぇぜ‼」
確かに、強者の風格がある。
ヒャ:「気を取り直して次の奴の紹介じゃ」
?? :「ハイハイなのです。僕の番なのですよ~僕は生命の神セルピナなのです。
よろしくなのですよ~お兄ちゃんよろしくのです。」
おお~、妹がいたらこんな感じなのかぁすごく可愛い子だなぁ。
って、神様か失礼のないようにしないといけないのに顔がにやける。
ヒャ:「まったく、セルピナは順番というものがあるじゃろ」
?? :「まぁまぁ、いいのですわ。私はまったく気にしておりませんもの(⌒∇⌒)
改めまして、私は豊穣の神アリアと申します。先ほど挨拶した、セルピナの姉みたいなことをしております」
おお、ゆったりとふんわりした感じのお姉さんタイプの神様だなぁ~。
ヒャ:「うむ、最後に商業の神エルメースじゃ。」
エ :「ご紹介されました商業の神を担当しておりますエルメースと申します。
樹殿よろしくお願いいたしますぞ」
最後の神様は、中年ぐらいの優しそうなお爺ちゃん風の神様だ
ヒャ:「うむ、最後にワシ創造神のヒャダインを入れてある異世界の管理をしておるのだ」
おお、ようやく異世界について何か聞けるのだろうか?
ヒャ:「ふむ、わしらが管理しておる異世界の話をしてやりたいのはやまやまなのだがそうやすやす話せない故すまんのぅ」
まるで、僕の心を読んだかのようにヒャダイン様が話しかけてきた。
まぁ、神様だから心ぐらい読めるのだろうけど読まないでいただきたい。
「そうなんですね、残念です。それで僕は一体なんでこの神界に来たのでしょうか?」
そう、僕がここに来た理由を尋ねてみることにした。
そしたら、ティスティナ様がそのことについて話してくれた。
ティ:「私から仮設ではありますが樹さんが神界に転移されたのは他世界の住人が丁度地球からその異世界に異世界召喚の儀式に成功したと噂がありましたが人数が足りなかったとの先ほど報告がありましてもしかしたらと思いましたけど異世界に行くはずが転移に座標のずれが生じてこちらの神界に転移してきたと考えられます。」
長々と説明してくれたが僕は理解するのに時間がかかりそうな案件だった。
他の世界の異世界に行くはずがなぜか神界に転移ってどう考えてもおかしいでしょ?!
ヒャ:「なるほどのぅ、ではその異世界に樹を転移させるわけにもいかんのう。
神々の規定で転移に失敗したときにはその世界には行けないようになっとるんじゃ」
ヒャ:「では、樹よ。お主に選択肢を与えるこのままここで暮らしていくか元居た世界に戻るか選ばせてやろうさぁどうする。」
ここで、僕はここで人生最大の選択を迫られるのであった。
二話目できました。
後半グダグダな感じになりましたが感想もらえたら嬉しいです。