01 ここから始まったのさ,俺の物語は
これは2080年に実際に起きた出来事だ。今から話すのは僕がその出来事に巻き込まれ,体験したこと…もしよければ,聞いてほしい。
それから僕(伊藤 蒼)は、己が辿った数奇な運命の一つ一つを話し始めた。これは彼が経験した苦難や難題を乗り越え,絶望のどん底に落とされても這い上がり、世界を救った話である。
2080年 京都
蒼「今日の時間割なんだったっけ?」
蓮「えーっと…うわ!4時間目数学かよ…ダルすぎ」
輝夜「まあまあそういうなよw でもあの先生は確かダルいよなぁ」
蒼「仕方ないよ。でも学生の間だけじゃん数学なんてやるのはさ,あと2年あるって考えるとやだけどあと2年やれば一応終わるって考えればそこまででもある」
キーンコーンカーンコーン~~~
蓮「あーーーもう昼休みおわりか…早すぎ」
ガラガラ
先生「席につけーそんで日直号令頼むわ」
日直「起立!」
蒼(こうして何気ない毎日を過ごしていくと,なんだか変な感じがするな.でもこの感覚は不思議とフワフワするっていうか)
こんな毎日がずっと続けばいいのに
日直「礼!」
その瞬間クラスの床がものすごい光を放った。俺が目を開けたらそこは
???「ようこそお越しくださいました.勇者の皆様.勝手で申し訳ないのですが、どうかこの世界を救ってくださいませんか?」
クラス「ザワザワ」
蓮「一体何が起こってんだよ」
未来「これって本物?映画とかドッキリとか?」
蒼(マジかよ.マジでこれ…異世界に召喚されたのか)
次回02 戦う覚悟