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: 燈部
書類も見るのテーブルに肘をつけ、眉間にシワを寄せながらコントローラーを握っている。
男の子は壁にかけられた時計をちらっと確認する。
あれから、もう4時間経過していた。
このハーフタイム中にどう乗り切るかを生まれて5年ほどしか経っていない人生経験でひたすら考えていた。
その時、ゲームの音が止み、元凶は男の子に声をかける。
タイムリミットを迎えた男の子は、相手の目が怖くて顔を上げることができず、今、自分ができることを弱々しく答えた。
次の瞬間、リモコンが飛んできた。
男の子は反射的に身構え、悲鳴を上げると、返答が気に入らなかったのか、理不尽に怒鳴り散らしてきた。
男の子は、あまりの恐怖に土下座をし、泣きじゃくりながら謝る。
――土下座をすれば許してもらえると思ってんだろッ!?
元凶は彼の全力の謝罪に見飽きたと言い放ち、さらに反感を買う結果となってしまった。
相手の出された要求が分からず、どうすればいいのか、恐る恐る尋ねると、癇に障り、ついに元凶が立ち上がった。
怖がる男の子に迫り、服を掴んでは、寝室へと引きずり込んでいった。




