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KEEP OUT  作者: 嘉久見 嶺志
2××3/5/2
34/58

: 拳客

すすり泣く声が聞こえる。


薄暗い部屋の中、小さい男の子が畳の上で正座をしていた。


周囲には畳まれた布団、請求書や学校のプリント、ゴミが散乱し、棚などの家具の上には、しまい切れていない靴下や下着が山となって雑に積まれていた。


目や鼻を何度も拭ったのか、赤みがかっており、それ以外の露出している肌には、すり傷がいくつもできている。


襟元や袖は涙と鼻水で雑巾と化し、湿った冷たい感触が気持ち悪い。


なぜ男の子はこんな状態になってしまったのか、その元凶はすぐ目の前にいた。


煌々(こうごう)と明るく照らされた部屋でゴミに囲まれ、座椅子に膝を立てながらテレビゲームに夢中になっている。


足の踏み場もない部屋に居座る()()()()()は、シワだらけのTシャツ、短パン姿のだらしない姿をしていた。



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