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僕の日常。  作者: さくら
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僕の日常。②過去の記憶

僕の日常。②過去の記憶


******


「エリ君やめて!!」

「エリはもう近づかないで」

「じゃあなエリ、これでお別れだ」


みんな僕を馬鹿にする。

みーんな みんな 僕を嫌ってる。


なんでだろ。僕は何も悪くないのに。

みんな同じ人間なのに、どうしてこう差別というものは生まれるのだろうか。


でも、もう僕に『友達』というものは存在しない。


僕はもう諦めたんだ。何もかも。


『味方』はいる。ちゃんと僕に寄り添ってくれる人がいる。

でも。でも!今までずっとずーと、『友達』なんていなかった!


みんな僕の目の前で消えていった。

だから。だから、、、もういいんだ、、、

ずっとずーと僕は一人なんだ、、、


そう、思ってたんだ。


「エリ、友達にならねえ?」


その言葉がどれだけ嬉しかったか。

今までの僕の思いを吹き飛ばした。


「うん・・・!なる・・・!えっと・・・ユキ!」


それが僕の初めての『友達』だった。


******


それが変わってしまったのは、いつからだろうか。


最初は二人で笑い合ってたのに。

もう、ユキ君は笑わなくなってしまった。


また、消えていくのかな。

また、一人になるのかな。


ううん。違う。


僕は変わろうとしていない。

ずっと、ずっと。自分が弱かっただけなんだ。


もう。もう!!弱かった自分じゃない!

強くなったんだ。僕は。初めての『友達』ができて、変わった。


初めての『友達』ができてどれだけ嬉しかったか。

初めての『友達』がいなくなるなんて絶対に嫌だ!!


行かなきゃ。行かなきゃ!


ーーーーーーユキのもとへ!!ーーーーーー

②過去の記憶完

次回。③『友達』がいる幸せ

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