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200文字小説集 vol.2

真夜中の交差点(200文字小説)

作者: 日下部良介

 真夜中の交差点。

 僕たち以外に人影はない。


 隣の君のほんのり赤い頬が信号機の赤いランプとリンクする。

「ストップ」

 まるで、そう言っているように。


 僕は赤信号を無視して君を抱き寄せる。

 君の唇を求めて。

 その瞬間、君は逃げるように僕から離れる。

「青になったよ」

 僕は慌てて君の後を追う。

 青信号が点滅を始めた。

「早く」

 急かすように君が言う。

 追いついた僕に君は唇を寄せる。

「間に合ったね」


 信号機が再び赤いランプを灯した。





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