さらば監獄生活
高校二年になって引っ越したすぐの話です。
※この作品は、富士川さまと 兎師縞さまと意見を出してもらい考えて
おります。
冬が終わり春が顔を出し始めた季節。
新年度から、高校二年年生になる僕は寮生活と言う監獄から遂に抜け出し
た。高校一年生は、強制的に寮生活だったから一人が好きな僕には地獄だった。
僕は、谷池高校に通っている。谷高は、この辺の高校の中では、結構有名な
私立高校だ。
ちなみに、今日から住むマンションの外見は結構いけている。部屋のドアを開
けるとリビングまで続く廊下があり廊下の途中に二つ部屋がある。その逆側に
は、脱衣所とトイレがありその先にお風呂がある。リビングの奥にはキッチンが
ある。そんな若干広い部屋だ一つの部屋に詰め込まれたダンボールの三分の一ぐ
らい出し終わったころ、お腹がなった。幸いな事にテレビなどの電化製品は引越
し業者さんが配置してくれていた。
「お腹減った」
そんなことを一人で口にだし財布をポケットに入れ、場所も知らないコンビニ
に出かけた。
十分ほど探したが案の定コンビニは見つか
らず…明日まで我慢しようか、その辺りの人に聞こうかどうか考えていた時だっ
た。僕は、日本語で話しかけられた。
「お久しぶりです。」
あぶない!反射的に返しそうになった。もしかして、ゴリゴリムキムキ筋肉
マッチョマンから誘拐されるのか!?なんてことを振り返る一瞬の間に考えてい
た。なんとそこには、とんでもなく美人の外国人がいた。言葉にあらわせない
が、とにかく美人だ。そんな美人が僕になんのようだ?いや、まて!!
慌てて自分の後ろを確認したが誰もいなかった。なんだか、ホッとした。
「あの…」
この言葉に、ハッと我に返った。
「は、はい。何かありましたか?」
焦って自分でもよくわからないことを口にしたなと思った。
「小熊さんですよね?」
彼女は、青色の目を輝かせていった。
「はい、そうですけど?」
なぜこの外国人が、僕の名前を知っているんだ?...うん?...どこかで見た気が
するが......そうだった!僕は、ハッとした。
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