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詩集

待人

作者: ロースト

残された者


自己主張が無く、ただただ、周りに流されるだけ流されて、それでもう後戻りの出来ないとこまでとっくに来てて、俺はどうすればいいのかわかんないのに、そういうときだけ、自分の周りにはもう誰も居なく、俺を流して、導いてくれない。


俺はどうすればいいんだよ。いったいどうすればよかったんだよ。


それでいつも後悔して、後悔して、いつまでも後悔ばっかしで、一人じゃ進めなくて、立ち上がるどころか立ち直れなくて。そんなことを何度も繰り返して。


もう嫌だ。

もう後悔なんかしたくない。


お前に、申し訳ない。

おまけに格好もつかない。

悪いことばっかりだ。

だから、俺は少しずつでもいいから、進まなきゃいけない。


泥にまみれても、傷ついていっても、何度も立ち上がらないといけないんだ。だって、それが人生だし。負けず嫌いは俺の特権だし。


もう俺を守ってくれる奴も、いないけど、でも、それでも俺には守らないといけないものがあるから。やっとわかったんだ、俺のすべきこと。教えてくれたんだお前が。


でも、それでも、今はまだ、俺は立ち上がれないよ。


みんなの前ではうそをつくことになるけど、今はまだ、ぜんぜん立ち直らない。それは、立ち直れないんじゃなくて、立ち直らないんだ。


今はまだ、お前を失った悲しみに、負けていたい。

だって、俺はお前が大好きだったから。

いいや、いまも大好きだから。


お前の存在は大きかった。

今もまだ、その穴を埋めることは出来ない。


でも、少しずつ、少しずつ、直る。

寂しいかもしれない。

辛いかもしれない。

忘れることはできない。

でも、それでも俺は前を見ていく。

お前が、俺に教えてくれたんだ。

だから俺はこれからも前を見続けるよ


この悲しみもいつかは薄れてしまう。確かになくなりはしないけど、薄れてしまうんだ。だから、今は、今だけはお前のために泣きたい。


お前のこと、大好きだった

お前のこと、今も大好きだ


お前は僕を残していった。

残されたものは忘れていく

それはとても怖いことで、辛いことだ

でも、俺は忘れない

他の誰が忘れたとしても、俺だけは覚えているよ

それがどんなに辛くても、哀しくても。


今は辛い思い出でも、

いつかは幸せな思い出となることを信じながら。


今はお前のために泣こう。


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