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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
1章 AIフェイク画像とネット誹謗中傷〜心の枷〜

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9/17

1−8 囲い込み

 私は七香に早速パパからの作戦を伝えた


「おー!任せて!」


 七香は、これ以上にないってくらいのはしゃぎっぷりで、パパからの指示を聞いていた。私はそんな姿を見て、別の不安を感じていた。


 パパからの指示は


 ・グループチャットの中で、咲希ちゃんの協力者を見つけること、可能であれば2人

 ・その協力者1が、偶然を装って、偽造された写真の元データをグループチャットにあげる

 ・その協力者2が、二つの画像が同じものであること、合成されたものであることに言及する

 ・どちらかが反省の意を投稿する

 ・先生をそのグループチャットへ介入させる


 だった。


 七香は早速自分のネットワークを使って協力者を見つけてきた。七香のこういうところは本当にすごい。単に情報収集だけじゃなくて、みんなに信頼されている証だ。


 七香は、最初から先生に入ってもらった方がいいんじゃないの?って聞いてきたけど。それはダメってパパが言っていた。


 確かに先生が介入すれば、そのグループチャットは休止状態になる。だがすぐに別グループが生まれて、場所が変わっただけになってしまう。しかもそれが見えないところで拡散する可能性も高い。ってことだった。


 それを防ぐためにも、まず内部での疑心暗鬼の構造を作る。大部分は罪悪感を持っていて、そこに証拠が出れば、そこから逃げ出したくなるものだ。


 そこへ権威(この場合は先生)を介入させることによって、ただ乗せられた人たちを離れさせる。


 最後は残った人物。


 画像を最初に投稿した人物かそこに近しい人物だが、「開示請求」を使う。もちろんこれはブラフ(はったり)だが、ブラフだと疑われないためにも、誰にも相談できないように包囲網を敷いた。


 匿名だと思ってたところに、自分が特定されるような「基盤が崩れる」ことがわかったら、怖くて流石にもうやらないだろう。


 最初に封じ込め、根絶する方が効果的なんだとか。


「サイバーインシデント対応での手法と同じだ」


 とよくわからないことを言っていたけど、まあいつものことだ。


 ちょっとだけ、その犯人に同情した。


 パパが敵でなくて良かった。


 こんな風に追い込まれたら、って思うとゾッとする。


<つづく>


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