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JK紬のセキュリティ相談室2、女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます  作者: 雨後乃筍
1章 AIフェイク画像とネット誹謗中傷〜心の枷〜

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6/12

1−5 ソースを探せ

 翌日。


 七香と協力して、画像が偽造されたことの証拠集めをすることになった。


 偽造された画像の元となった画像が、どこかに存在するはずで、それが見つかれば偽造されたことの説明になるだろう。


 二人が別々に写っている可能性が高い。大きさは自由に操作できるから、同じポーズ、同じ表情、同じ角度の光具合などの画像が見つかれば。


 そして、佐々木先輩と咲希ちゃんの接点がないことを考えると、その二つの画像が両方手に入る人物を絞り込めば。


「二人の写真かー、元々接点がないから、交友関係も全く違うだろうし。うーん、難しいかもね」

 七香が腕組みをして、渋い顔をした。流石の七香にも難問みたいだ。


「ってか、マジでありえない! うちの先輩が、そんな嘘くさいドラマに巻き込まれるとか!犯人、絶対許さない!」


 七香は口では言いながら、自分のスマホを操作していた。


「あ、ねぇ紬、あの写真。もしかしてあれじゃない?」


 七香は自分のカバンをガサガサと漁りながら言った。


「佐々木先輩が写ってる写真って、部活のオフショットか、例の写真販売サイトくらいしかないんだよ。私、そこの更新は常にチェックしてるから!あった、これこれ!」


 七香がカバンから勢いよく差し出したのは、文化祭で配られた「写真販売のお知らせ」のチラシだった。


「ね?このIDとパスワードがあれば、誰でも文化祭の生徒の写真が見れるんじゃない?犯人はここから佐々木先輩と咲希ちゃんの『素材』を抜き出したんだよ!」


 七香の情報収集能力インテリジェンスが、まさかこんな形で役立つなんて。


「つまり、『写真販売サイトの画像』を利用した可能性が高いってことね?」


「ね?紬!まさか私が探偵の相棒になるとは!」


 七香はしてやったりの顔でダブルピースをしてきた。


「七香、きっとそうだよ。ここからの写真を利用したんだ。あ、でも」


「なに?」


「範囲が広くなっちゃったね。これ全校生徒に同じチラシが配られている」


「あっ、そっかー!」


 七香は髪の毛をぐしゃぐしゃってしたけど、私は別のことを考えていた。


『火元』は特定できなくても、『材料』がどこにあるかはわかった。これで一歩前進だ。


「七香、ありがとう。パパに聞いてみるよ!」


<つづく>


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