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消えない悪夢

作者:

僕は昔、悪夢を見ました

もう十数年前に見た夢なのに頭の中にずっと残っています

いつまで経っても消えない記憶

悪夢の記憶

夢は普通数日あれば忘れるものです

どんな悪夢も、基本記憶は消えます

でも、僕の悪夢は少し違いました

夢では恐らく、痛覚は無いと思います

でもあの夢は違いました

しっかりと痛みがありました

ゆっくり、迫りくるような痛みが

夢の内容もしっかり覚えてます

”忘れられない”って言ったほうが正解かもしれませんが

その夢は虫に喰われる夢です

じっくり、ゆっくり

夢の中で僕は死が迫りくるのを感じました

痛い、怖い、死にたくない、

そんな恐怖を幼い僕は感じました

足からゆっくり肉を裂かれ、血を吸われ、骨が折れ、無くなる

死んだらまた初めから

そんな事の繰り返しを目が覚めるまで、

目が覚めるような感覚がした時、やっと解放されると思いました

だけど、起きたのは深夜

朝までまだ、途方もない時間がありました

僕は絶望しました、またあの夢を見ないといけないのかと

その時、初めて寝ることに恐怖を抱きました

そんな悪夢を見るくらいなら、寝ないほうがいいと思いました

親に説明しようにも上手く話せない、口が開かない

誰もわかってくれない、そんな孤独もまた苦しかった

こんな吐き気がするような夢を、今でも忘れられずにいます

今も、寝るのが少し怖い、またアレを見るかもしれない

こんな事を思いながら、今日も僕は眠ります

ここまで読んでくれてありがとうございます

これはフィクションではありません

もしかしたらあなたもいずれこのような悪夢を見るかもしれませんよ

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