表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第一話

むかーし、軽く短編者書いてたレベルです。それでもよろしければお楽しみださい。

 「すばらしい、こんな貴重なワインをよく手に入れることができたな」


 「ありがとうございます。よく取引している卸売業者にこのワインが手に入ったと情報が入り、取り寄せに成功しました」


 目の前でワインを絶賛をしているのは、ドレラス・ウルバッハ。ユーンロア王国のウルバッハ領を納める領主だ。彼は世界各地のワインを集めたり、自らもワイン工房を営んでいるほどのワイン愛好家である。

 そして今回俺が持ってきた品物は隣国にあるリールン帝国のフレンスという地方産のワイン。昔からワインの生産で有名であり、多様なワイン産地とブドウ品種があるのが特徴だ。特に今回持ってきたノスワライールは極めて貴重で市場に出回ることがまずない一本だ。


 「いやはや、生涯のうち手に入るか入らないかという貴重なものだぞ。セバスチャン、これを地下のワインセラー室へ」


 「かしこまりました」


 そういわれて初老の執事であるセバスチャンはワインを持ってでていった。


 「さてライル、聞いた話だと君は多種多様な国や地方の物品を取り扱う道具屋だそうだね。普通は道具屋というと店を構えて日用品やある程度の雑貨、冒険者向けのアイテムを売るっていうイメージだ。だが君は店を構えたりしないが貴重な品物とかも取引するようだな。 ノスワライールを手に入れるほどの実力だ。きっと他のもいい品物とか扱っているのだろうな」


 「そうですね。あとは家具とか、飲食物や酒類もある程度は承れます」


 「例えばなんだが、こういった机が欲しいとかみたいない言い方でも注文できたりするのかい?」


 「ええ。内容や詳細をよく聞いてそれを元に資料を作成してその中から選んでもらったりとか、マグカップみたいな小物であれば、サンプルとかも用意する感じにはなります。お日にち掛かりますけど。前に使った資料がありますのでイメージとして拝見してみます?」


「どれ見せもらおう」


 前に顧客用に作った資料を空間魔法から取り出す。中身は机のイメージイラスト、金額や大きさなど細かい所まで記載してある。こういう資料はとても大事な代物だ。購入してイメージと違うとか言われても困るし。作りこみは大事。


「イメージとしてはこんな感じになります。そちらは前の顧客用に準備したやつで……「ああああああああ!」」


えっなに?急に吠えたんだけど怖!


「ドレラス様!! ご無事でしょうか!!」


 先ほどワインを地下に運んだ執事が勢いよくドアを開けきた。そりゃあ主人に何かあったと勘違いするよな。


「セバスチャン!! これを見てくれ!!」


「これは……ドラレス様の探していた書斎用の机にぴったりですね」


「ライル!! この机はなんだ!!」


「はっ……はぁ?」


 俺は資料を覗き込んだ。どうやらシンプルながらシックデザインの高級机に目が入ったらしい。


「このデザイン!! フォルム!! そして色合い!! これを探していた。これを購入したい!!」


 めっちゃ興奮してるのはわかります。けど資料をうえに掲げながらクルクル回るのはどうかと。


 「こちらはズウェルン地方のものですね。ウォールトナロルトというクルミの木をしたもので強度や肌触りも最高品質の一品です。ただ何分この資料は3か月以上前のものでかつ製作にも2年以上かかる代物なので現在、在庫があるかは確認……」


「これが欲しい!! 今すぐ確認をしてくれ!! 頼む!!」


 近い近い顔が近い、そんな剣幕で見ないでよ。てかつば飛ばすな汚い。


「分かりました分かりましたから。すぐ業者に手紙鳩(レターピジョン)で連絡しますから」


 あれからすぐに手紙を記載して手紙鳩(レターピジョン)を飛ばした。

なんとか冷静さを取り戻したドレラスにわかったら連絡してくれといわれたので、分かりましたといって商談終了。にしてもあんな興奮しなくてもいいじゃん…… メイドさん若干引いてたぞ。


 まあいいや、今日の仕事はこれで終わりだ。宿に帰って……あれ何だか力がでないぞ……


その時お腹がぐぅ~~っとなった。ああ…そうだ俺は……おなかが減ってたんだ……


 飯屋!! 飯屋はどこだ!! いやステーキだ!!

 今の俺はステーキが欲している。鉄板の上に乗った熱々のステーキを!!


 目の前にお店発見。

 ここは……ラーメン屋か。うん、違う。となりは……魚料理。うーん。奥にもあるぞ!! パスタ専門店……違う!!


 あれから大通りをとに書く歩いた。歩き続けた。だが見つからない。ステーキどころか肉を使う料理が!!


 くっそ! なんでだ! どうしてなんだ!! どうしてステーキを食べたいのに見当たらない!? さっきから二十分は歩いているぞ!! ってしまった。どうやら大通りを抜けてしまった。さすがにこの先には店はないよな。こうなったらもうステーキとか肉じゃなくてもっ……てうん? なんだ? あの店?


 近づいてみるとハムが見えた。ソーセージもぶら下がっている。どうやらハム屋のようだ。だがあくまで加工品を売ってるのみ。飲食できる店ではないと落胆する。


 せっかくに肉ありつけたと思ったの……ってあっ!!

 よく見ると奥にテーブルと椅子。そして美味しそうにソーセージを頬尾ばっている子供がいる。


 なるほど、奥は飲食のスペースなんだな。ほうほうよーしよしよし。これは運が向いてきたぞ。今日は仕事は終わりだし、酒と一緒にソーセージを楽しもうじゃないか。決めた!! ここにしよう!!


焦る気持ちを抑えつつ颯爽と中に入っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ