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スパイの男   作者: Suzura
5/43

案内

少し改稿しました


翌朝。


「すみません」


李香は、朝の受付をしていた雀宇春に声を掛ける。


「どうかされましたか?」

「都合で、宿泊を3日間延長したいのですが……」

「確認いたします」


宇春は帳面を確認する。


「はい、大丈夫です」

「ありがとうございます、お願いします」

「かしこまりました」

「あと、この場所を教えて頂けませんか?できれば、地図もほしいのですが」

「分かりました。少々お待ち下さい」


宇春は、棚から小さな地図を取り出して広げる。


「現在地はここですね、えっと」


香の隣に並び、真剣に地図を見つめる宇春に体を寄せた。


そして、小さなチップを宇春の襟に忍ばせる。


「ん?」


宇春が首を傾げる。


「すみません。小さな虫がついていて」

「え?!そうでしたか、ありがとうございます。それで、ここは……」


宇春は気に留めることなく、熱心に目的地までの行き方を説明してくれた。



深夜十点よるじゅうじ

 

夕食を済ませ、香は朝明に帰ってきていた。


受付では、宇春が作業をしていた。


「おかえりなさいませ」


宇春が香に気付く。


「……」

「目的の地には行けましたか?」

「ええ、ありがとうございます」

「それは良かったです」

「本当に助かりました」

「安心いたしました」

「それで、お礼にこれを」


香は、手に持っていた袋を差し出す。


「月餅!ありがとうございます」

「皆さんで分けて召し上がってください」


そう言い、ニコッと笑うと、香は自室へ戻っていった。




ご覧頂きありがとうございます!!!!


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