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1話

ゆせのん、初作品。

「案内されて美少女に付いていったら、大変なことになりました」

という作品ですが、評価していただけたら幸いです。


どうか応援のほどよろしくお願いします。

何でこんなことになってしまったんだ。


俺があの時、間違った選択をしなければ。


もう戻れない気がする。


あの美少女に付いていかなければ。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽



今日も空には雲一つなく、晴れ晴れとした、晴天だ。


ただ最近は、7月に入り、だんだん暑くなってきている。


熱中症には気を付けないとな。


今日も、割と早めの時間に起きて登校する。


俺は男子バスケ部に入っていて、今はその朝練に行っている最中だ。


すると後ろから、ズタズタと走る音がする。


「はぁ。はぁ、、おはよう。瑞希。」


一緒の男バスの裕也だ。


「お、おう。どうした?そんなに息切らして」


裕也の家は、学校まで割と近いはずだから、そんなに急がなくても良いはずだ。

そんなに息切れしてどうしたんだ?


「いやぁ~~昨日スマホ没収されてさーー。それでアラーム付けてると勘違いしてたんだわ~~」


なんだそんなことか。裕也がそこまで焦ってるときってあまりないから俺自身も驚いた。


「ど、ドンマイ。まあ行こうぜ」


そんなに大事じゃなかったから安心した。


そして、俺と裕也は学校まで歩いた。




学校付近の並木道を歩いているとき、


「あ。そういえば、今日、超絶美少女が転校してくるらしいぞ。」

と、いきなり裕也が言った。


何か、前に来るって聞いて、学校中で噂になってたよな。

超絶美少女って誰から聞いたんだよ。


転校生なんだから、別に顔知ってるわけでもないのにさ。


そもそも俺は、恋愛なんてそのもの興味はない。

好きな人なんていう、夢を持つだけで終わってしまう。それだけ無駄だ。


「もしかして瑞希、今すっげぇ嬉しい?付き合いたいとか思っちゃってる?」


「んな訳ねーだろ。そもそも顔も知らないし。」


裕也は、いつもこんな感じでからかってくる。

しかも、コイツは彼女持ちというウザいおまけ付きだ。


まあバスケも上手いし、顔も良いから、モテることはモテるんだろうな。


「てか、お前は彼女がいるんだから、あんまり美少女美少女言ってると振られるぞ。」


「あ、確かにな。美少女とは言わず、美女とでも言っておこうか。」


ほぼ変わってねえよ。もう美って言ってる時点でダメなんだよ。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

キーンコーンカーンコーン


「はい。それではホームルームを始める。」


ホームルームの時間になり、学校が始まる。


「と、その前に、今日はこのクラスに転校生が来ている。」


はぁ!?転校生ってこのクラスかよ!?美少女、、、だっけ。。


いやでも、そんなの噂だ、大したことないはずだ。


「いいぞ。入ってこい。」


ガラガラ、、ドンッ!



「初めまして。2年3組に転校してきました。片桐 春奈です。」


おお、、、、。普通に可愛いな。。。てかマジで美少女じゃね??

あの噂は本当だったって訳か。


「はいじゃあ、これから宜しく。」

と先生が締めた。


教室全体が騒がしくなり、先生が注意する。


それにしても本当に美少女だったとは。。。どこから知ったんだろうなその情報。。


「空いてる席があるから、そこならどこでもいいぞ。」


クラスの皆が、「隣来て~~」「可愛い、、、」「マジで美少女、、」


と、ざわめく。まあそんな中、俺は端の席でポツンと黙って、窓の外を眺めている。


まあ、俺の隣なんかに来るわけないしな。




「ここ、隣良いかしら?」


は?え、俺?俺??


自分の心の中で何度も疑ってしまう。どうして俺なんだ。


クラス全員が、俺のことを変な目で睨んでくる。


「あ、、大丈夫だよ。よ、よろしく。」


「よろしくお願いします。」


隣、、、、何故だか緊張してしまう。。。。


思ってたより、可愛くて、、こんな俺でもドキドキしてしまう。。。。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


そして、今日も無事に一日を終えた。


「良かったな。瑞希!あいつと隣でっ!!」


「いや、ものすごく気まずいんですけど、、、、」


今日も、最初の会話を交わして以来、一度も話さなかった。


「そうか?気まずそうに見えなかったぞ~~」


そう思うなら、裕也も味わってみろよ。多少、ドキドキはしたけど、

俺みたいなやつが、お嬢様的オーラに近づくことなんて出来やしない。


「そもそも何で、席お前の隣にしたんだろうな?不思議だよ」


おい、一言余計だぞ。彼女持ちの奴に言われたら、もうそれでノックアウトなんだよ。


こんな、不安な気持ちを抱いたまま、裕也と別れる。


「なんでこんなことに、、、」



「ねえ、瑞希くん。少し良いかしら?」


彼女に不意に突かれる。体で隠しきれない驚きを見せる。


帰り際になんだ、、、?もしかして、悪いことされたり、、、


「ちょっと私に付いてきてくれない?」


え、まって、本当に悪いことじゃ、、、、、、

ビビッて、逃げようとするが、体が動かない。


「付いてくって、、、何を??」


「それは後で説明するわ。」


どれだけ美少女でも、そろそろ怖くなってきた。でも断ったら明日もっとやばそう。。。。




「あ、、分かった。」


「ありがとう。それじゃあ行きましょう」


怖さと不安もありつつ何かに期待してしまう。


腕をつかまれ、引っ張られるように付いていく。



その時の手の感触が少し暖かく感じた。


今回も読んでいただきありがとうございます。


何かご意見等ありましたら、感想をお書きください。


次回をお楽しみに。

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