ゴブリンキングって定番だよね。7
田光~!!
うまいっす、うまいっす。
しっかりしていてうまいっす。
つまみはエビフライに小籠包、魚せんべいと中々味が濃い奴等ですが、まったくまけない。
これが田光の力だ!!!
---ゴブリンキング接敵中---
そして、今回はもうゴブリンキングの集落にまで到着していた。
そういえば、今更だが何故ゴブリン農場? 緑だからだろうか??
ここまでくれば、ワシのすることは殆どない。
荷物をほぼすべて開放するだけのことだ。
もちろん、帰りの事を考えて食料は残してある。
他にも色々な理由でだせないものもある。
そして、キングを倒したあとの酒は当然残している。
勝利の美酒はワシの手にあるのだ。
なかなかの優越感、悪くない。
「何故、ゴブリン共が待ち構えているのですか?
貴方がた、何かミスをしたのでは?」
「何を言う。
むしろ、この絵を描いたのが貴族連中だったかもしれんとワシはおもっておるところだぞ!」
……相変わらず空気は悪い。
こうなるのも仕方がない。
ゴブリン共が、武装して流石に鉄条網のようなものはないが、尖った丸太を逆さまに固定した防護柵が設置されている。
いくらなんでも準備万端過ぎる。
単純に考えれば、生き残りが合流したのだろうけど、疑心暗鬼が強すぎる二人は何かと疑わずにいられないらしい。
「どっちでも、ワシは、ここでゆっくりさせてもらいます。
戦闘能力なんてないですし。
それより、この無駄な木片たちはいったいなんでしょう?」
ほぼ出した荷物に良く分からないものがあった。
車輪と、でっかい軽量スプーン、縄とかそういうのだ。
なんとなく想像できているが、そこまでのもの必要か?
キングとはいえゴブリンなんだしなぁ。
ちなみに今回のゴブリン農場は半洞窟、半野外のちょっと変わった作りになっている。
洞窟には奥がありそうで、そちらに子供とかを押し込んでいることが容易に想像できる。
そういえば、ゴブリンは基本的に雄しかいないとされている。
しかし、聞いた話ではちょっと違うようだ。
それらの話は今度にしておいて、今は、この木片の正体だ。
「想像ついているとおもいますが、投石機ですよ。
あらゆる事を想定して準備しておく、特に貴方のような規格外のアイテムボックスがいるのなら過剰でも準備できるものはしておきます。」
領主の叔母の返事に、なるほどとおもいつつ、ワシ便利に使われ過ぎじゃねと思わずにいられない。
そのうち、この組み立ても覚えさせられそうな気がして仕方がない。
「けどそうですね、丁度よいです。
ゴブリン相手の損害が馬鹿にならないようなことがあってはいけません。
今組み立てさせますので、ちょっと協力してくださいませ。」
「そうじゃな、出来ることはしておこう。」
何をするか分からないけど、ここは頷くしかないだろう。
まぁ、この状態でワシに出来ることなんてしれているし、食料の関係で罠にかけても自分たちの首を絞めるだけだとわかっているだろうから別にいいか。」
「じゃ、組み立ておわるまで待ってて。」
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投石機が組みあがる。
なかなか立派で、人一人くらいなら楽にゴブリン農場? ゴブリン村? の真ん中までは飛ばせそうだ。
「それでは、接敵する前に遠距離から投石機で攻撃します。
石も飛ばしますが、混ぜて熱した油も飛ばそうと思います。」
熱した油は、状態保存を知ってから倉庫で用意された物だ。
この油をゴブリン村でゴブリン共に浴びせてやることが出来れば戦闘は大分優位になるだろう。
ゴブリンとはいえ、数がいるのは脅威だし、ここ最近出てきたロードやライダーは色々と厄介な特性も持つ。
「熱い壺ですが、カタパルトの衝撃で最初に潰れません?」
「大丈夫、色々検証しているから、あの壺の強度なら然程問題ない。」
そうえいば、あの油壷をアイテムボックスに入れるの苦労した。
何故かと言えば、単純に熱いからだ。
色々考えて工夫した結果、接触していたらいいという事で、爪で触ってアイテムボックスに収納する事ができた。
ちなみに、昔上司にやられたことで、目の前の鍋の五徳を爪で触って「ほら、熱くない」とかいって触らせたことがあった。
熱がるワシを笑いものにしたの、異世界<ここ>に来たからと言って忘れることはない!
「わかりました、それなら色々準備もしてとっとと飛ばしてしまいましょう。
ワシでも飛んで行くかもしれないほど、何か力ありそうだし。」
色々の準備は終わっていたようで、固定しているロープを離すだけらしい。
刃物できるのがよさそうに見える。
素人目なので、断言はできないが。
そして、ワシは熱された油壷をカタパルトのスプーンのような部分に設置しようとして、固まった。
……想像したら、熱いのだ。
収納するときには、接触が条件だったから特にうごかない熱された油壷をアイテムボックスに入れることが出来た。
しかし、逆は?
出す時どうしても、どこかに身体に触っている。
下手な場所に出すと、転がって熱した油を浴びる。
いやいや、身長になればいい。
その場にそっと出現するように調整して、ゆっくりとスプーンのところに近づき、カタパルトの上に乗り、丁度よさそうな処に置こうとした。
「なぁ?
この小型ではなく大型のがいいんではないか?」
確かに、置きやすそうなので小さいのを選んでしまったようだ。
「ああ、そうですね。
最初がしょぼいと、警戒強めて下手すると対応とられてしまいますし。」
ゴブリンにそんな知能はなさそうだが。
後、大型の投石機は少し遅れて作成完了していた。
これこそ、人一人飛ばせるだろう。
そして設置に行ったのだが、ちょっと時間をかけてしまったようだ。
ゴブリンが村の小さい門を開け放って突撃してきた。
数として500くらいか?
ちょっと訓練すれば、なんとなくの人数は分かるようになる。
小さい〇に何人いてその何倍位と考えれば誰でもできる小手先技だ。
そんな事より、ワシはまだ投石機の上で、ちょっとつまずいてしまい音を立ててしまう。
その音に反応したのか、若い兵士の一人が、投石機の固定ロープを切ってしまう。
「はっ?」
「えっ?」
「なんじゃ??」
ワシは、ゴブリンキングの居るであろうゴブリン村の方に目掛けて飛んでいく事になってしまった。
ゴブリンキングはいるものの、まだ出てきません。
接敵はしているので、もうカウントダウンもなくなります。
後、五徳の件はカセットコンロでちょっといたずらでやられた私の実体験です。
相手は別に上司ではありませんでしたが。




