ゴブリンキングって定番だよね。6
越乃寒梅、特選、大体一週間おいてからの味は、やっぱり落ちる。
生酒の類だと、時間経過の差異がすごくて、良くも悪くも別物になることもしばしば。
清酒にまでなると、変化は劣化になるのかなぁ。
吞みやすさが大分消えて、ちょっと喉に引っかかります。
私の場合、うまいまずいの一番は喉への引っかかり具合だったりします。
甘口辛口よくわからないのですが、喉に引っかからず飲めるお酒が好きなのです。
そのうえで、味かしっかりしているとか、スッキリしているとか言ってます。
清酒は開けたら飲み終えないとダメだなと、実感しました。
---ゴブリンキング接敵まで、約2日間---
ワシは今、ゴブリン村のなかにいる。
行軍は特に問題なく、冒険者や騎士? 衛士? だか分からんがそういう戦闘が得意そうなやつがこなして、休憩になったらワシが物資を出して、簡易テントを張ったり、食器や食料で食事を作ったり。
本来なら、こういうときに臭いの出る者はご法度なんだろうが、場所が分かっていることと、人数が多いことで逆に襲われないという利点があるらしい。
こういうことは、素人だからな。
ワシはよくわからん、餅は餅屋というやつだ。
それよりも、ワシの胃が大変で、一度は護衛の奴等と呑むことで多少気分転換できたのだが、次の日からはまた地獄。
ワシはもう挟まれるのは嫌だ!
「あなたも頑固ですねぇ。
将来が安定するのですよ?」
「嬢ちゃんもしつこいなぁ。
こやつは、ギルドメンバーなんじゃから、引き抜くなんぞ許さんぞ!」
ギルマスは凄んでいるが、領主の叔母はどこ吹く風で、ワシに勧誘してくる。
最初に囮にしたことを謝ることはしないが、好条件を示しては、初対面の事を相殺しようともしてくる。
他にも露骨に色々提示されたが、一番上の者ならともかく、そうでもないのに頭を下げることもしないのはどうかとおもう。
プライド高いのは結構だが、それで嫌われていては元も子もないのだがな。
「どちらの意見もワシにはわからないのです。
まだこの街にきて一ヶ月も経過していないのですから、今の立場で暫く考えさせてください。」
このように、先送りにするしかない。
先送りもやりすぎるとよくないのは分かっている。
そういえば、別部署の奴等からの要求をのらりくらりとかわしていたこともあった。
遠慮があるのか、定期的にしかこないから、忘れるだろうと延々と延ばしに延ばして3年、なんと案件を通したということがあった。
まぁ、その頃にはワシの担当ではなくなっていたからどうでもいいのだが、そういう事があった。
何はともあれ、いまはあっさり撃退したゴブリン村で野営ということとなった。
聞いた話では、ノーマルゴブリンばかりで、大したのはいなかったらしい。
まだ奥ではないかららしいが、それでも効率よく倒しているようにみえる。
一体一体は弱いとはいえ、連携する奴等はモンスターでも人間でも手ごわいものだ。
だから、組合なんてものが現代社会ではびこるのだからな。
「ん~この調子だと、けっこう深いところまで行く必要がありそうで。」
「そうか、ワシにはわからんので、頼んだぞ。」
ブライはもともとゴブリン農場を作った奴だし、大体の事は把握しているのだろう。
ただ、任せきりにするのは禁物だ。
ワシも周囲に気を巡らせないとな。
・
・
・
その日の夜、緑の影が数体、森の奥に消えたのを何人かが目撃していた。
次くらいで、ようやく会えます、待ち焦がれていた緑の君に。
今回は、村なんて書くこともないけどまぁ書いておこうていどのものです。
村の描写かこうかとも悩みましたが、やめておきました。
蹂躙されるだけだから、ほぼ意味がないと・・・。




