閑話 ブライの打算
長珍の残りです。
つまみは、海苔天とフィッシュチップスです。
アンドチップスじゃなくてフィッシュチップスです。
おちょこに、ちっちゃい虫がついて、少し捨てることになりました。
かなり悲しい。
SIDE ブライ
俺の名前はブライ、中々に高ランクの冒険者だ。
俺達は4人でパーティを組んでいる。
先輩冒険者に世話になって、定期的な収入も手に入るようになったんで、中堅といっていいだろう。
しかし、最近は伸び悩んでいる。
なんでか分からねぇけど、依頼者受けしないというか、冒険者同士ではバカやって仲良くできるんだが、依頼人相手じゃそんなこともできないからな。
そんでもって、ついつい言葉を選んでいると、なんか嫌われないまでも敬遠されるんだよな。
「だから、ワシは言っておるだろ。
態度で変に距離をとっているのが丸わかりなんだ!
エールおわかり!」
今は、先輩から受け継いだ稼ぎの元が違法だってんで、ばつを受けているところだ。
そして、そのかわり、マスオとかいうよくわからない冒険者の護衛をしている。
こいつは、なんだかよく分からないが、俺等に足りないものを知っている気がした。
気がしただけだが、俺のこの勘はあまりはずれない。
「へいへい、おかわりおつぎしますよ。
俺等のどこら辺が遠慮してるようにみえるんで?」
「ふん、自分で分からんと意味がない。
気づきが大事なんだ。
第一、ワシが言ったところで、どうせピンとこないだろ?」
安易に答えはもらえないが、この食事代はこのおっさんもちで、向こう三ヶ月収入がほとんどなくなる俺等には生命線だ。
「いえいえ、言葉に出してもらわないとそもそも何が何だか。」
「うるさいわ!」
ーゴツ!ー
「うごぉ!!」
「それを決めるのはワシか? 貴様らか?」
アグルリッパーが余計な事をいってジョッキで殴られている。
このおっさん、酒癖わるいのか?
「いいか、自分らで気づいたものは、自信になるが、教えられたものは軽視してしまう。
別にいじわるで教えないわけではない、心に刻まれるものが違うんだ。
そして、おかわり!!」
エールをぶちまけたもんな、そら酒おかわりするわ。
アグルリッパーは酒に弱くて、あびた酒でグロッキーになっている。
イダとライズはおとなしく、すみっこで食事をとっている。
時々、乾きものを袋に入れている。
あれが明日の昼飯になるんだろうな……。
このおっさんは、かなりめちゃくちゃだが、言っていることは勉強になる。
俺等に足らないものを持っている。
時々、酔っぱらって殴られることもあるが、人間欠点があるもんだ。
そして、しばらくしてから、このおっさんの話は、ただ態度を一貫しろということは分かった。
回り道だったが、色々やらかさないと、俺等は身に付かない。
最上の教師ではないが、冒険者の仲間で、互いに利用しあうにはちょうどいい相手だとおもって、付き合う様になった。
それに、アイテムボックス持ちについていって、早々損するなんて余程の事でもないとないからな。
今回は、ちょっと視点をかえてブライダーズのリーダーです。
タイトルの定番の"だよね"は入れていません。
閑話なのでね。
ゴブリンキングと書いて中々出てこないのがちょっと自分でいらだったというのも原因です。
引っ張るのも考えものだわ。




