強制依頼って定番だよね。
長珍、二本目、一本目は500mlだったのであっさり終わった。
二本目で、青文字で長珍と書いてあるものです。
ちなみに、長珍は結構売っている店が絞られているみたいなので、愛知県内の特定のお酒や行かないと買えないかも。
おつまみはスモークチーズ。
旨いっす。
-告-
ブライダーズを無償労働三ヶ月とする。
-理由-
ゴブリン農場の実施。
ゴブリン農場の詳細は別紙にてご確認下さい。
掲示板にこのようなものが貼られていた。
どうやら、あのブライダーズがやっていたゴブリンの狩場の作成は違法だったらしい。
下手に仲間にならんくてよかった。
パーティ名で告知されている以上、もし入っていたら関係なくてもお咎めなしとはいかないだろうし。
企業とかでもよくあることだ。
たとえ、入社一年目で何も知らないとしても、世間に断罪された企業からの転職者は採用の際にペナルティを負うものだ。
そういう、間が悪い人間は何処にでもいる。
わが社に就職希望で来たやつでもそういうやつはいた。
粉飾決算だったか、そういうのにかかわった会社らしいが、ワシは信用できない一辺倒で落としたな。
個人の資質などどうでもいい、もし雇ったとわかったときの被害を考えてのことだ。
「なるほど、あれは違法だったんですね。
そして、ワシの提出したもので発覚したと。」
「そういうことです。
とりあえず、ギルマスの部屋についてきてください。」
何かワシ、ギルマスにばっかあっているな。
「ええ、分かりました。
何か特別報酬とかもらえたら嬉しいですね。」
それはないと、思いつつ、もしももらえたらラッキーと思っておこう。
できれば、金銭が良い。
「ギルドマスター、マスオ様をお連れしました。」
「ああ、入ってくれ。」
中に入ると、大量のゴブリンの目と鼻を前にして顔を顰めている老人、もといギルマスがいた。
「なんです?
すごい臭いなんですが?」
そのままの耳と鼻らしく、血も滴っている。
ゴブリンの臭いと血の臭いと脂の臭いが混ざって、ちょっと部屋にはいるのは遠慮したい。
「ああ、わるいのう。
なんとかロードと普通のゴブリンの見分け方、現状の確認方法から分かりやすい方法はないかとおもってな。
個体差と言ってしまえばそれまでじゃし、これはなあどうしたもんか。」
そんなの、解体所の奴にやらせればいいんじゃないだろうか。
第一トップが何もかもできるなんてのは間違いだ。
できる人間に任せるのが一番効率的だ。
ワシはそうやって、仕事を割り振ってきたし、成果もだしてきたからな。
出た成果は、ワシが陣頭指揮を取ったのだからワシの物だったがな。
失敗なんてするのは、任せられた奴の努力が足らんかっただけだから、本人に後処理させたし。
何も間違っていないと言い切れる。
「そんなものをギルマスの部屋に持ち込んでる方が問題あるでしょう。
ここには、結構お客もくるのでは?」
「それもそうなんじゃが、何とかなる気がしてのう。」
これは、現場からの叩き上げの人間が陥る症状だな。
自分なら何とかできる。自分なら解決できる。自分なら理解できる。自分なら何かしらヒントをつかむことができる。
しかしこう言って、言ったとおりになった奴は一割もおらんし、成果をだすやつは常に特定の人間だ。
ようするに、只無為に時間が消費されているだけでしかない。
「ギルマスはギルマスの仕事をしてください。
それより、ワシを呼んだ理由を教えてください。」
面倒なら断るし、簡単なら受けよう。
後は報酬次第だな。
「ああ、そうだな。
すまんが、強制依頼になる。
ゴブリン農場の焼き討ちに参加してくれ、アイテムボックス持ちが必要なんでな。」
あれ? なんかおかしいな。
アイテムボックス持ち、ギルドに居るんじゃなかったのか?
「そうそう、忘れていました。
アイテムボックス持ちだった受付の娘、辞めました。」
は?
「指導していたら『こんなに怒られるなら辞める! 私はゆーのーなんだから』とかなんとか言って、行方知れずです。」
はぁぁああ???
時事ネタのBMの事を書こうかと思いましたが、数か月後に自分でナニコレとなりそうなので、別の過去の時事ネタに絡めました。
自分は今でも覚えているので、しばらくはナニコレとはならないと期待。




