絡まれるって定番だよね。
今日はお酒なし、明日飲みに行くので。
なんか、特定のお店を巡る感じのイベントがあるので行ってきます。
後、ついでにお酒も買ってきますが、これは別件です。
ぼっちなので、適当に好きにのんでふらふらします。
ふいー、いい気分だ。
奢りなせいか、結構吞んでしまったようだ。
ここの酒は、さほど強くないから結構な量が吞めるし、食事も悪くない。
香辛料が少ないのは、やはり定番なんだろうがその分材料を生かそうとしているのか、悪くないと思う。
現代日本では、味に文句を言うくせに醤油まみれのものを食べている味音痴や、高いだけで旨いと勘違いしている奴等がいたからな。
ワシ位になると、値段じゃなく味だということがわかっているもんだ。
この点に関しては、社長にも負けはしないと断言しよう。
いい気分になっていたら、いつの間にかギルマスの奴は席を外していたようで、ワシは一人になっていた。
酔ってはいるが、流石にそろそろ寝る場所を探さねばな。
多分、ギルドの仮眠室みたいなところを借りることも出来ると思わないでもないが、それはちょっと相応しくない。
「あ、すいません。
この辺で、お手頃な宿屋とかありませんかね?」
こういう時は、受付に聞くに限る。
聞かれなれているだろうしな。
「それなら、ギルドの裏にある"酔いどれ亭"が安くて駆け出しの冒険者もよく使われていますよ。
部屋数だけは多いのですが、その分ちょっと壁が薄いとかありますが、値段相応です。
たしか、300銀貨だったはず。
普通の宿で500銀貨前後といいったところです。」
ふむ、なかなかよさそうだ。
それに、ちょうどスキルで確かめたいこともあったし。
いい実験ができそうだ。
「なあなあ、おっちゃん。
もっと安くていいお店紹介してやるよ。
何なら、俺等が護衛もしてやろうか。全部で1金貨でいいぜ。」
ちょっと考え込んでいると、横からあまり気分の良くない感じの声がかけられる。
どうやら、悩んでいると思われているようだ。
「そうだぜ。
この世の中物騒だ。
俺等みたいに、腕利きで評判のいい冒険者が護衛やってやれば、安心だぜ。
一日1金貨でいいんだからな。」
「ああ、そうだそうだ。」
3人組のちょっとガラの良くない男共だ。
組んで冒険者をやっているんだろうが、こんなところでワシに声をかけている時点でお察しだ。
しかし、ワシの独りよがりで決めつけては良くないな。
「なあ、こいつらのいう事は本当か?」
「ええと、まぁ嘘ではないですね。」
なるほど、仕事はするが態度がどうもという感じなのだろうか。
鑑定でも見てみるか
-ブライダーズ-
3人組の冒険者、護衛以来を好んで受ける。
一時的な事が多く、専属を探している。
収納スキルの声を聞いて、声をかけてきた。
なるほど、ワシの将来性を期待してのことか。
そして、今のうちに懇意にしておけば、さらにお金も取れれば万々歳と考えたようだな。
「だろ?
俺等の腕は一級品だぜ。
そこら辺の盗賊団程度なら、瞬殺よ瞬殺!」
受付嬢の言葉で肯定されたと思い込んでいるのか、ちょっと調子に乗り出して更に饒舌にアピールしてくる。
これはあれだな、あれをしなければいかんな。
まず、喉の通りを確認する。
腹に力を入れる。
両足をしっかりと地面に繋ぎとめて、大きく息を吸い、ありったけの威力を込めて吐き出す。
「ばっかもーん!!!!」
マスオなのにばっかもーん!!!!とはこれ如何に?
まぁぶっちゃければ、元の世界での彼の飲み会での鉄板ネタです。
ちゃんとマスオとちゃうんかいとか突っ込まないと後で嫌味を言いにいくという。アルハラパワハラなことをしていたそうです。




