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変人たちが行く異世界紀行~探究者。人、それを変態と呼ぶ~  作者: バタ足攣り太郎
間章 ルート村編

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第70話その2 怪しい行商人

どうも。

3話連続投稿の2話目となっております。

詳しくは前回の前書きをご参照ください。

では、本編にどうぞ^^

「まず、名前と職業について、頼む。」


「ええ。名前はグレフ。行商を営んでおります。」


「行商人だったんだな。」


「ええ。街から村、村から秘境まで様々な場所へと足を頼りに訪れる便利な行商グレフさん。大変ご好評を頂いておりますよ。んっふっふっふ。」


・・・すごく胡散臭いが、それは一旦置いておこう。


問題は、次の質問だ。


「ストリージには行商で来たのか?」


「それなのですよ。先ほどの方にもお答えしたのですが、私はストリージには行ったことがないのですよ。そもそも、私の活動拠点は中央大陸でして、東大陸はまだ港町しか行ったことがないのですよ。」


中央大陸はラクマール王国とズックミゴ帝国があった大陸・・・つまり俺とレイカが召喚された大陸で、東大陸が今いるこの大陸だったな。


以前、モノシリさんが説明してくれていた。


「だからこそ不可解なのです。あなた方は私がストリージで倒れており、犯罪に関与している疑いがあると仰っている。ですが、私からすれば中央大陸で商いをしていたはずが、気が付いたら東大陸にあるという1室で椅子に縛られているのです。あなた方に攫われたのではないか、とも疑いましたが話してみた感じから、そうではなさそうだ。私もこれでも商人の端くれ。人を見る目にはそれなりの自信があります。」


更に、狐のような細い目を少し開けて、グレフはこう言った。


「それに、あなた方のような強烈な存在感を放つ方々を私が忘れるはずもありませんのでねぇ。ユキトさん。あなたもそうですが、ルビィレイアさんもかなりの実力をお持ちでしょう?」


「ほう?行商人のはずの貴様が、そこまでわかるというのか。」


ルビィレイアがそう口を開く。


「ええ。行商には危険が付き物ですからねぇ。最低限、自衛できる程度には鍛えているのですよ。んふふ。」


「ふっ。ユキトと相打ちになっておいて、良く言う。」


「なんと!?私がそちらのユキトさんと相打ちですか。・・・・それもおかしなお話ですね。気を悪くしないで頂きたいのですが、ユキトさん。私はあなたに苦戦はしても、負けることはないと思います。」


そうだな。


今の(・・・)ならば、な。


「気にするな。それと、その認識は正しいが、同時に間違ってもいる。」


「ほう?こちらの実力もご存じというお話ですし、虚勢というわけでもないのでしょうね。」


「ああ。俺は昨日、昏睡から目を覚ましたばかりでな。何らかの要因で弱体化している。」


「なるほど。あなたの気配に混じる違和感はそういうことでしたか。」


そこまでわかるとは、やはり実力は高いようだ。


だが、俺があの時戦った感じ・・・そこまで実力が高い印象はなかったのだがな・・・。


俺が怪訝な顔を浮かべていると、ルビィレイアが代わってグレフに質問を投げかけた。


「貴様に問いたい。貴様、他人を弱体化する術、あるいは道具を所持しているのか?」


「ふむ・・・私の身体検査はなさったのですよね?」


ルビィレイアが頷く。


「でしたら、私が現在所持していないのは明白。ならば使い捨ての道具という可能性ですが、私はそのような道具は存じ上げておりません。術についても、また同様です。」


「そうか。・・・うむ。」


グレフの答えを聞いたルビィレイアは、義手が大きいにも関わらず器用に体の前で腕を組み、目を閉じて一呼吸置くと、


「では、洗脳魔法のことは知っているか?」


そうグレフに問いかけたのだった。




最後にもう1回だけ続きます。

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