第60話 発熱
こんばんは、作者です。
いやー、なかなかスパ〇ボがクリアできません。
ボリュームがいっぱいで最高ですね!!
閑話休題。
前回は一触即発なところで終わったんでしたね。
では、本編にどうぞ^^
涙化粧の男はユキトに対して一息に踏み込み、ステッキによる突きを繰り出してきた。
左胸を狙って突き出されたその一撃に対し、ユキトはサイドチェストの体勢を取り正面から受け止める。
「むうん!!」
ステッキの刺突によって先端が胸筋へとインパクトするその瞬間、ユキトは思い切り胸筋を隆起させ、反発によって男の攻撃を弾き飛ばす!!
「ぐっ!!」
涙化粧の男はうめき声を上げながらも、逆に弾かれた勢いを利用して距離を取る。
そして第2撃を繰り出そうとステッキを構えたが、
「!!これは・・・!」
ステッキの先端がひしゃげ、潰れてしまっていることに気が付いた。
先ほどのサイドチェストの衝撃によるもののはずだが、それにしては妙なひしゃげ方をしている。
これは、まるで・・・
「熱の魔法・・・ですか。」
そう、衝撃だけでなく熱によって歪められたかのようなのである。
言葉と共に改めてユキトを観察する。
暗さによってわかりにくかったが、ユキトの体の輪郭が蜃気楼のように揺らいでいるのがわかった。
いや、“ように”ではなく実際にそうなっているのだろう。
その現象を確認して、むしろ男は笑みを浮かべる。
「これはこれは。むしろ・・・。」
男は改めてステッキを構えると、取っ手から水が湧き出て、徐々にステッキ全体が覆われてしまった。
「好都合というものです!!」
そしてまたも刺突を繰り出す涙化粧の男に対し、ユキトもまた内心でほくそ笑んでいた。
ユキトはその攻撃をあえて防御しない。
むしろ、自身の異変を解決するために利用する心づもりでいた。
そんな内心など露知らず、男は無抵抗のユキトに対して刺突の連撃を繰り出していく。
しかし、やはりというべきか、発熱するユキトの体に触れるたびに纏わせた水は蒸発してしまう。
それは高熱の水蒸気となり、このドーム状の空間をすこしずつむわむわさせ始めていた。
「シッ!!シッ!!」
「フゥゥゥゥ。」
ブーメランパンツ1丁のマッチョが、むわむわした空間でステッキの刺突を受け止める・・・なんともアレな光景である。
そんな光景は2分ほど続いたが、一向にユキトがやられる気配はない。
「しぶといですね。・・・と、いうか無傷なのでは?何故、反撃して来ないのです??」
「さてな。どうした?もう終わりか?」
「いえいえ。このままでは埒が明きませんからね。少し趣向を変えましょう。」
涙化粧の男はそう言うとステッキを横に構えて両手で持つ。
そして捻ると、シャリンと音を立ててステッキから隠された刀身が姿を現した。
現した、のだが・・・・。
「・・・・。」
「・・・・・・。」
その刀身は、半ばでぽっきりと折れていた。
多分、サイドチェストが原因だろう。
2人の間に流れる空気は、どことなく気まずい。
「・・・悲しいですが、形あるものはいつか壊れるもの。そしてこの場合は、」
男が刀身に手を添えてなぞっていく。
すると、刀身が無くなったところからは氷の刃が出現してその形を補った。
隠し刀の補修と同時に男の顔にある涙の化粧が光り、色が深まる。
「こうすれば、問題なく運用可能です。それでは、続きと参りましょうか。」
そう告げた男は、再びユキトへとその切っ先を向けたのだった。
男2人、同じドームの中・・・何も起こらないはずも無く、蒸気が発生した上にそれとは無関係に刀が折れました。
まぁ、直った(?)んですけどね。
さて、まだバトル回は続きます。
そんな次回は、いつも通り明日以降の更新予定です。
ってなわけで、また次回でお会いしましょう!!
追伸
作者、当作品を見てくれている友人に指摘されました。
「後書きのス〇ロボの話が長い。」と。
作者はこう返しました。
「これでもだいぶ抑えてます。」と正直に。
ですが、この指摘を受けて作者は反省しました。
これからは、Fa〇eとガン〇ムの話の比重も増やそう、と。
なんならマク〇スでもいいですし、テイ〇ズも素晴らしいですね。
夢が広がります^^
まぁ、気が向いた話をこれからも適度に追伸で語っていきますとも!




