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変人たちが行く異世界紀行~探究者。人、それを変態と呼ぶ~  作者: バタ足攣り太郎
第二章 カジノ街“ストリージ”編

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第52話 薄闇の中で

こんばんは、作者です。

いやあ、ぎりぎりですが日付変更前に書き上げましたよ!!

執筆のお伴はティーパックの緑茶です。おいちい。

そんなことはともかく、本編にどうぞ^^

「・・・くそっ。」


薄暗い部屋の片隅で1人の男が毒づいた。


麻でできた簡素な服を纏い、その首に黒い首輪を嵌めた男が1人、部屋の真ん中で蹲っている。


蹲る男の前に嵌まる鉄格子から見るに、ここは牢屋のようである。


カツン、カツンと複数の足音が聞こえてくる。


看守らしき男が、向かいに牢屋に新たな囚人を連れて来たらしい。


「ここだ。おら、さっさと入れ!」


「うあっ!」


看守は1人の男を蹴り入れると、そのまま元の方向へと去って行った。


「よぉ。兄ちゃんも良い仕事に釣られて捕まったクチかい?」


蹲った男が目の前の新入りにそう声をかける。


「え、ええ。そんなところです。」


牢屋に蹴り入れられた男はおどおどとしながらも返事をした。


この男も簡素な麻の服を身に纏い、黒い首輪をしている。


「ってことは俺と同じか。」


「あなたも、カジノで?」


「ああ。良い感じに大勝ちしてたらチャンスゲームってのを勧められてな。誓約書を書かなきゃならんが、勝てば大儲けだ。それに勇んで参加して大負けよ。すると今度は割のいい仕事があるから受けてみないかって・・・大損こいた後だったからな。思わず飛びついた結果がコレだよ。」


「僕もそうなんですよ。それで、指定された場所に行ったら拘束されて、身ぐるみを剥がされた上にこんな首輪まで・・・。」


「そいつ、どうやら魔法と身体能力を封じ込める魔道具みたいだな。ここに入れられてからこっち、魔法はうまく使えんし、体も思ったように動かん。」


男の掌から、ぽすっ・・と気の抜けた音がする。


魔法を発動しようとしたようだ。


新入りの男も魔法を使おうと目を瞑る。


「本当だ。発動が阻害されてる感覚がありますね。」


「ほぉ。兄ちゃん、その様子だと魔法はかなりの腕みたいだな。まぁ、ってなわけで俺は2日前からここに入れられてるってわけだ。」


「そうですか・・・。これから、どうなるんでしょう?」


「さあな。それこそ、俺らを捕まえたやつらにしかわからんさ。まあ、パンと水は朝晩には出るから、餓死することはないだろうな。」


「それは安心していいのやら・・・。」


「まぁ、楽観視はできんわな。」


このような状況の中でも飄々とした男の態度に、新入りは少し不安が和らいだ気がした。


実際はやけくそになっているだけだが。


「ここで会ったのもなんかの縁だ。俺はリューギ。冒険者だ。」


「僕は・・・そうですね。スノーと名乗らせてもらいます。僕も冒険者です。」


「やっぱりお仲間かい。その体型からだと魔法使いってところか。」


「その通りです。よくわかりましたね。」


「ああ。まあ、お前さんはそんなに筋肉質には・・・いや、筋肉はあるのか。ただ、細いだけだな。」


「ええ、まあ。」


リューギとスノーがそうやって情報を交換していると、またも複数の足音が近づいてきた。


先ほどの看守改め見張りの他にもう1人、何やらゴテゴテとした装飾のついた服を着た小太りの中年男が牢屋の前に現れた。


「今回の収穫はこいつらか。」


「はい。どちらも冒険者で没収した装備と冒険者カードから片方は剣士、もう片方は魔法使いのようです。剣士の方はBランクで魔法使いはEランク。」


「Eだと?それではあまり高く売れんな。」


「いえ、どちらも戦闘力はA相当のようです。」


「魔法使いの方もか?どうやら魔法の腕は良いようだな。」


何やら品定めをしている2人。


会話の内容からして、どうやらどこかに売り飛ばされるようだ。


そんな2人に、スノーが声をかけた。


「あの!僕たちはこれからどうなるんですか!?」


「おお、珍しいランクの魔法使いの方か。どうせ何もできんだろうし、教えてやろう。」


「よろしいので?」


「どうせ契約を結ばせるのだろう?ならば構わんだろう。これから、お前たちはあるお方の元に売られるのだよ。奴隷として契約を結んでな。」


「おいおい。ってことは違法奴隷ってことかよ。」


「そうだ、剣士よ。お前たちはこの後すぐに契約を結んで上で引き渡されることになる。もう少ししたら受取人が来るはずだ。」


「ずいぶんと整った手筈だな、くそがっ!」


毒づくリューギの様子に、中年男は嗜虐に満ちた顔を浮かべる。


クックック、とくぐもった笑い声が牢屋に響く。


しかし、その発生源は、


「何がおかしい、魔法使い?」


スノーであった。


「なに、ここまでペラペラしゃべって貰えるとは思ってなくてな。」


スノーはうつむき気味に立ち上がると、身に纏った簡素な服を脱ぎ捨ててパンツ一丁になる。


「なんだ?私にそういう趣味は」


そこまで中年男が言ったその時、スノーの肉体が突如として膨張。


目をカッ!と見開くと首輪が弾け飛び、完全に()()()()()()()()()()になった筋骨隆々の男がそこにいた。


そして両腕から陽炎を出すと鉄格子の向こうにいる2人の首を拘束し、静かに絞め落とすことに成功する。


「・・・・な。」


唐突な展開に、リューギは開いた口をしばらく閉じることができなかった。



スノー・・・一体何者なんだ・・・?(すっとぼけ)

見張りと中年は身構える暇もなくやられてしまいました。

そりゃ、あの状況であっさりやられるとは普通思わんわ・・・。


そして、こんな時間なんで当然ですが、次の更新は明日以降になります。

では、また次回でお会いしましょう!!


追伸

FG〇のハロウィンイベ、個人的にとても楽しいです。

やっぱり、〇リちゃん最高だよエ〇ちゃん。

それと、なんだかんだでス〇ロボVをプレイしてるんですが、やはり名作ですね。

そろそろ4周目が終わりそうです。

エ〇ァの疑似シン化とそのままア〇カのビーストを使うのが楽しすぎるんですよねえ。

それに、30もQ&Aが公開されましたし、ますます楽しみですとも!!!

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