第4話その1 知との邂逅
9月に入ったら一気に涼しくなりましたねー(まだ初日なのに)
今回は2つ上げますー。
説明回は今回で終わると言ったな?
だ が 2 つ に 分 け な い と は 言 っ て い な い 。
すまぬ。作者の技量が足らなかったんじゃ・・・
と、いうわけで前回のあらすじ
キャシーに着いていったら王様と宰相様がいました→ドリル回転謝罪される→王様「君たちしか助けられんかった」→宰相「魔法の判別するよー」 以上
「それでは、よろしくお願いします。」
オリスの手に収まっている桶から液体が飛び出してきた。
『初めまして。私が魔法の適正を診断するスライムさ。モノシリさん、と呼ばれている。』
そしてしゃべった。
「スライム・・・魔物?・・・・・・割るか。」
物騒なことを呟きながら手刀を構えだすユキト。
『やめたまえ!味方!ミカタ!!ワタシハミカタノスライム!!!』
命の危機からカタコトになるモノシリさんであった。
「モノシリさんは魔法の詳しい判別ができる、とてもお役立ちなスライムですよ。倒さないでくださいね。」
「美しいフォルムをしているし、確かに害は無さそうね。」
レイカの眼鏡にもかなったようだ。
『では、気を取り直して。説明しよう!これから行う適正審査を行うと、私の体に適正ごとの幻影が映し出されるのさ。炎属性なら燃える焚火、水属性なら水面といった具合にね。』
どうやらしゃべるスライムというこの珍妙な生き物は、魔法の適正審査が余程好きなようだ。
『ライフワークと言っても過言ではないさっ!』
ご満悦である。
「では、ミス・メイヤー。お願いできるかい?」
「レイカで結構ですわ。」
『いらっしゃーい。さてさて、君の属性は・・・』
モノシリさんの体に幻影が浮かび上がる。
それは、
「これは・・・花畑ですわね。私は木の属性、ということになりますの?」
「いえ、木といった属性はないので土属性だと思うのですが・・・。」
宮廷魔術師の長であるキャシーが困惑している。
かなりめずらしい幻影のようだ。
「土属性の場合、通常は森の景色のはずですが、花となると。少なくとも、私は聞いたことがありません。」
『どうやら、君の魔法は固有魔法のようだ。異世界の人間で稀に発現する者がいるようだよ。』
「そう。それで、これはどういった魔法なのかしら?」
『さあ?・・・待って!無言で圧を飛ばして来ないで!異世界って平和だって話じゃなかった!?なんでそんな戦士みたいなことできるの!?』
閑話休題。
『固有魔法は名前の通り、その人のオリジナルだからね。使い方も人それぞれで研究していくしかないのさ。でも、審査で見たイメージで自身の内側に感覚を向けることで発動できるはずだよ。あ、でも危険だから試すのは後にしてね。』
わかりましたわ、とレイカは下がり、入れ違いにユキトが前に出る。
『次は君だね。君は・・・ってうわっ!?なにこれ!?あわわわわわ・・・』
モノシリさんは慌てた声を上げると、グネグネと輪郭が波打ち、人型のような何かの形に変化しだした。
「大丈夫か、モノシリさん!」
『だ、大丈夫だけど、初めてのことで何がなんだか・・・え!?ナニコレ!?意識が・・・』
静かになったモノシリさんは変化を終えていた。
それは、ユキトだった。
ただし、
「なんで裸なんだ・・・俺?」
ブーメランパンツ一丁の。
と、いうわけで後半(4話その2)に続きます。
なんだかんだで長くなってしまってすみません。
そしてモノシリさんの様子が...?




