第43話 骨組み
こんにちは。
作者です。
ついに、やってきてしまいましたね。
そう、約束した要約をするときが!!
逃げ出したい衝動を堪えて要約しますとも!
あ、説明回自体を飛ばさずに読んでくださった方は本編にどうぞ^^
それでは、前回までの説明回の要約!!
存亡戦のあれこれや浴場での事件の翌日。
女性陣の部屋で話し合いをするユキトたちと謎の義椀の少女。
少女は名をルビィレイアと名乗り、記憶喪失だという。
そのため、レイカたちに襲い掛かった理由もはっきりせず、名前と使命以外はわからないそうだ。
ルビィレイアは2年前に北の洞窟で目覚めてから、覚えていた使命に従って大陸中を旅していたらしい。
その使命とは、長い牙を持つ犬の紋章を持ったやつらを裁くこと。
その紋章を持つのは洗脳魔法使いによる組織の構成員であり、やつらは本人が抑え込んでいる悪性を拡大させて多くの命を奪うらしい。
洗脳魔法は禁忌とされており、罰則も厳しいのだが、それにこぼれたやつらが迫害等の末にそういったことをしているのだと考えられる。
これらの情報はルビィレイアが残った記憶を元に旅の中で調べたものだが、そう考えるとレイカの顔を覚えていたことに時間的な矛盾が生じる。
ユキトとレイカがこの世界に来たのは約1か月半前であり、2年前のルビィレイアの記憶に残っているはずがないからだ。
いくら考えても答えは出ないため、話はこれからのことに移った。
ユキトたちは再びの襲撃に警戒して少しフロールに滞在した後に旅をするつもりだと告げると、ルビィレイアは襲撃の可能性が低いことを告げた上で同行を申し出た。
こうして、旅の一行にルビィレイアが加わることになったのである。
こんな感じですかね。
内容が盛りだくさんだったんであんまり縮められませんでした・・・もっと精進します・・・。
さて、それでは今回から数回は旅立ちまでの間のお話。
フロール滞在中の日常回になります。
では、お待たせいたしました。
本編へどうぞ!!
フロール存亡戦から数日。
都市内部への侵入こそなかったものの、人的被害や外壁への被害は大きいものであった。
そのため、稼働できる人員による補修作業が連日行われている。
この日も1人の若者が補修作業に新たに駆り出されていた。
「こんにちはー!作業応援に来ましたー!」
「おーう!よく来たな若いの!猫の手でも借りたかったところだ。人手が足りない分こき使うからそのつもりで頼むぞー!」
現場の責任者らしき男が威勢よくそう答える。
若者は了承の意を伝えると、さっそく割り振られた作業へと取り掛かった。
激しい損傷具合だ。
作業をこなしながら、改めて戦いの激しさを実感する。
むしろよくこれだけで済んだな、と若者は考える。
それが顔に出ていたのか、隣で作業していた年配の大工から声をかけられた。
「よく見ておけ若いの。こんな恐ろしい爪痕を残すやつらから、冒険者や軍の連中は俺たちを守ってくれたんだ。その上、復旧作業まで手伝ってくれる奴もいる。だから、俺たちもできることでこの恩を返さにゃならねえんだ。」
若者は大工の目をまっすぐに見つめて深く頷く。
「かっかっか!!いい目だ若いの!!この作業はもう大丈夫だから、次はあっちに行ってくれ。手が足りないって言ってたからな。」
「わかりました。」
大工の指示に従って、若者は場所を移動する。
「おう!良く来たな!早速だがそこの資材置き場からいくつか持ってきてくれぃ!!」
その言葉に従って資材を取りに行くが、若者はそこで首を傾げた。
とくに気にしなかったが、何やら新しい現場に違和感があったような・・・。
とりあえずそんな感情は置いておき、言われた通りに資材を運ぶ。
運び終えたとき、若者は思い切ってこの違和感について尋ねてみた。
「あん?別に変わったところはないと思うがな・・・。」
「そうだな、他の現場とそう変わらないだろう。」
と、何やら少し上からも返答が届く。
もしや少し高いところでの作業が違和感の正体だったのかと顔を向けると若者はカチンと固まった。
「ん?おーいどうした若いの?大丈夫かー?」
手をひらひらと顔の前で振りながら責任者が声をかけるが反応がない。
「どうしちまったんだこいつ・・・?なあ、なんかわかるかー?」
上の方に声をかける責任者。
「いや、まったく心当たりがないな・・・。よし、ここは大きい声でも出して気つけするか!」
「待て待て!お前さんのそれは洒落にならんからやめろ!おーい若いのしっかりしろー!!」
がくがくと若者の肩を揺する責任者。
「・・・・はっ!?」
「お!ようやく気が付いたか。」
「大丈夫かー?」
「あ、はい。すみません少し幻覚が・・・。疲れてるのかな。」
「おいおい大丈夫かよ。無理はするなよー?」
「そうだぞ。人手は貴重だからな。」
「はい、すみませ・・・って幻覚が話しかけてきた!?」
上の人物に話しかけられて驚愕する若者。
「あ?何言ってんだ?んー?そっちには修理中の壁しかないだろう?なあユキトよお?」
「おう。他には特に見当たらないぞ。」
上で作業(?)をする人物・・・ユキトはそう責任者に答える。
「いやいや待ってください!これ幻覚じゃないんですか!?」
「だから、何がだ?」
「何が、って・・・。何で!何でパンツ1丁の人が修理中の骨組みの中にいるんですか!!」
そう、ユキトは少し高い位置でブーメランパンツ1丁になって壊れた骨組みの一部になって支えていたのだ。
「あー。ちょいとそこの部材がダメになっててなあ。で、こりゃ修理が大変だって嘆いていたとこでユキトが代わりに支えてくれるって言ってくれてなあ。おかげでいくつか工程が省けて大助かりよ!!」
「なに、俺は俺にできることをしているだけだ。」
どうやらそういう経緯でユキトは骨組みの一部になっているらしい。
そんな中、他の大工がユキトに声をかける。
「おーいユキト!ここ暗くて見づらいから悪いんだが照らしてもらえねえか?」
「任せろ。ハッ!!」
ペカー!とユキトの右ふくらはぎから光が発生し、大工の手元を照らす。
「すまんがしばらくそれで頼むー。」
「おーう。」
当たり前のように繰り広げられる光景に若者の頭上には疑問符が浮かびまくる。
その肩にポンと手が置かれると、
「まあ、すぐに慣れるさ。」
と責任者に励まされた若者であった。
万 能 機 材 ユ キ ト
一家に一台は欲しいレベルですね。
今回は名もない若者の話でした。
このお話を皮切りに、彼もユキトに毒されていくことになります。
・・・・・がんば。
さて、日常回はまだ数回は続く予定です。
さすがにこっちは要約する予定はないので、本筋に影響がないエピソードにしようと思います。
それではまた明日以降に投稿しようと思いますので、また次回でお会いしましょう!
追伸
R〇の初〇機を作ってるんですけど、造形がすさまじいですね。
頭作ってるときに「うっわ!」って声が思わず出ましたよ。
傑作であり怪作でもある名キットですね。
初心者の方にはおすすめできませんが、造る楽しさをここまで味わえるキットはないんじゃないかと個人的には思います。
あと少しで完成なのでマジ〇プリの続きを見ながら頑張ります。
完成したら続き書こう、っと^^




