第14話その2書き直し版 縦横無尽
おはようございます。
前回、投稿した第14話その2なのですが、改めて作者が気に入らなかったため、没として書き直し版をここに投稿します。
申し訳ございません。
正直、前回のマジでおもしろくない。やっぱり昨夜の作者は不調だったようです。
一応、この投稿のあとに前回の話の方は前書き、後書きを編集して「修正済み没話」として残しておこうと思います。
では、書き直したお話をどうぞ^^
「あんたたち、好きなのを使いな。」
訓練場の一画、備え付けられている模擬戦用の大剣を手に取りながら、カリナはそう言った。
「俺はいらん。」
「私もですわ。」
「おい、モノシリ。こいつら、大丈夫なのか?」
「報告を聞いた限りは、多分・・・・」
この二人(片方は人ではないが)の疑問は最もである。
この異世界、基本的に何かしらの武器を使った戦闘スタイルが主流であり、肉弾戦はあくまでも喧嘩や、武器の補助として用いられるのが普通なのだ。
徒手空拳の使い手もいないことはないが、だいたいはガントレットなどを使うため、完全な無手というのは、余程の自信家か、もしくはただのバカというのが一般的な認識なのだ。
「まぁいい。致命傷を与える攻撃以外なら、魔法でもなんでも使って構わない。治癒魔術師は待機させてあるからね。それじゃあ、準備はいいね?」
「ああ、すまん。少し待ってくれ。」
「なんだい、怖気づい・・・何してんだい!?」
カリナの動揺は、ユキトが一瞬で上下の服を脱ぎ捨てて、ブーメランパンツ一丁になったことによるものである。
「っ!あんた、いくらなんでも着やせしすぎじゃないかい?」
「ふっ。よく言われる。先手は貰ってもいいか?」
「ああ。いつでも来な。」
「なら、行くぞぉ!!」
ユキトは全力で地面を殴りつけると、そこからカリナに向かって一直線に地割れが発生した!
「な、なんだいそりゃぁ!?」
歴戦の戦士であるカリナも流石に予想外すぎたのか、その地割れを大剣で受け止めようとする。
すると、その体は宙へと舞い上がった!
「っ!だったら、これで!」
カリナは空中に上がったのをいいことに、その落下のエネルギーを大剣に乗せてユキト目がけて突撃する。
「ふん!アイシクルロー!」
ユキトは脛に氷を纏わせると、地面を思い切り蹴って勢いをつけて大剣へとぶつける。
ガィィィン!!と鈍くも甲高い音を鳴らし、弾き出された両者の距離が空いた。
「今度はこっちのを喰らいな!フレイムバレット!」
カリナは魔法で発生させた炎の球体を複数飛ばしてくる。
ユキトはそれを
「甘い!ゴアァ!!」
・・・吠えて霧散させた。
だが、その先にカリナの姿は無く、
「む?」
「こっちさ!」
「ぐっ!」
突然横に現れたカリナに吹き飛ばされ、ユキトは闘技場の壁にめり込んだ。
「これは、一本取られたな。」
「しっかりとガードしておいて何を・・・それ、ガードでいいんだよね?」
ユキトが抜け出した壁の穴は、サイドチェストの形に空いていた。
「さて、それではこちらからも」
「待った!」
「どうした?」
「ここで終わりにさせておくれ。あんたの強さは十分わかったし、何より・・・これ以上は修理代がバカにならん。」
「ふむ。確かにそうだな。わかった。」
「おう。お疲れさん。良い闘いぶりだった。」
「そちらこそ。」
「さて、次はお嬢ちゃんだねえ。」
「あら。休憩を挟まなくてもいいんですの?」
「なぁに。このくらいで疲れはしないさ。ただ、一つ聞いておかないといけないんだけど・・・お嬢ちゃんも、同じくらいの実力者だよね?」
「どうでしょう。私とユキトでは戦い方の種類が異なるので、一概に比べられるものではないと思いますが・・・」
「そうかい。いや、またド派手に訓練場を破壊されたらいろいろと大変だからねぇ。」
「そこは、善処しますわ。」
「むぅ、すまん。」
「ああ、気にするな。大丈夫な内に止めたからね。」
しかし、カリナは気づいていない。
レイカは善処する、とは言ったものの、壊さないようにする、とは言っていないことに。
一方その頃、観客である冒険者たちはというと。
「え?地面を殴ったらマスターが飛んで?空から斬りかかってきたマスターの大剣を蹴り返した!?」
「しかも、なんか魔法かき消してなかったか?なにあれ、どうなってんの?」
「わからんが、これだけはわかる。」
うん、と全員が頷いて
「「「「あいつやべえ・・・・・・」」」」
心を一つに、戦々恐々としていた。
そしてそんな中、
「えっと・・・魔法?魔法だよね、あれ??え、本当に魔法??いや、嘘でしょ。いくらなんでも、えぇ・・・」
モノシリさんがドン引きしていた。
やっぱユキトはこうだよ!
このぐらい滅茶苦茶じゃないと!
ただ、なんでサイドチェストでガードしたの??作者、それは想定してないよ・・(遠い目)
ってなわけで次回は今度こそレイカの模擬戦です。
お楽しみに!




