第99話その2 スパイス
こんばんは、作者です。
4月7日21時46分に投稿作業をしております。
お待たせしました。
今回で料理対決は一区切りつくのですが、
こ れ の 他 に あ と 2 つ ほ ど 連 続 で 投 稿 し ま す 。
合計で3話分の更新ですね。
ええ。
本当にに長くなってしまったものです・・・。
さて、前回は3人のパスタが完成したところでしたね。
今回はついに実食です。
では、本編にどうぞ!!
3人の料理が完成し、マスターとウェイターのテリアによってお客のテーブルに配膳されていく。
「全員の席に料理が行き渡ったようですね。」
現在、店内にいる各人の目の前には3つの皿が並んだ状態となっている。
「それでは皆様、料理にご注目ください!!」
「それでは、左から紹介して参りましょうか。まずは当店特製の“カルボナーラ”です。そして、次に真ん中のお皿はアギさんの“ボロネーゼ”。そして最後に、今対決の発起人であるビガーさんの・・・。」
心地いいバリトンボイスでのマスターの紹介は突如としてある人物に遮られた。
「ちょぉっと待った!!そいつは僕の口から紹介させてくれないかい?」
そう、ビガーである。
今回の料理には相当自信があるらしく、どうしても自分の口から紹介したいようだ。
「ええ、かまいませんよ。」
「ありがとう、マスター。えー、こちらはこの僕がぁ、絶対的な自信でもってお届けする逸品でぇございます!!その名も、“エビチリパスタ”です!!」
それは、赤くキラキラと輝いた餡かけが大振りのエビに絡み、パスタの黄色と良く映える魅惑の料理・・・のはずなのだが。
「あのぅ、ビガーさん。」
「なんだい、ヴィーレくぅん?」
「あなたはテンション高いんだけどさぁ、よくよく周りを見渡してごらん。」
言われてビガーが店内を見渡せば、お客のほとんどが眉間にしわを作っているような状況であった。
「うむ。みんなお腹が空いて待ちきれないみたいだね。司会の人、早く進めましょう!このままだと暴動になるよぉ。」
「そうじゃないと思うのですが・・・。こほん!では、改めましてこれより実食へと移りたいと思います。・・・皆さん、怖いと思う気持ちは私も一緒です。」
何が怖いかは、言うまでもなく。
あれだけ辛味を足していたのを見れば、誰だって怖気づく。
現に、3つのパスタが並んでいるはずなのに、真っ先に鼻に飛び込んでくるのはスパイシーな香りなのだから。
「ですので、あえて先に片づけてしまいましょう!!最初はビガーさんのエビチリパスタです!大丈夫、お水もいっぱいあります!では、私と一緒に参りましょう!!せーの!!」
司会が音頭を取り、お客が一斉にビガーのエビチリパスタを口に運ぶ。
そして、店内は・・・。
「かっらあああああああああああああああああ!!??」
「んごっほっ!?うっわ、かっら・・・。」
「えっふ、えっほ・・・。辛いねぇ。」
阿鼻叫喚の様相を呈し始めたのだった。
あと2つほど続きます。




