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変人たちが行く異世界紀行~探究者。人、それを変態と呼ぶ~  作者: バタ足攣り太郎
第四章 祭りの街“フェスティボー”編

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第89話その2 続・アギ、参戦。 *前回の続きの日常回です。

前回からの続きです。

「それでは、選手の紹介を致しましょう!『俺の胃袋は鉄でできている!!』(くろがね)の胃袋を持つ男!マージン選手!!」


「こいつ(胃袋)には自信があるぜ!!」


「そのガタイからも、健闘が期待できそうです。続きまして!『その食欲、餓えた野生の獣の如く!!』大食い野獣!インビジー選手!!」


「やってやろうじゃねえか!!」


「ぱっと見は細身ですが、こういった見た目の方が大食いたったりすることは、ままあります。更に続きまして!『その食には無駄はない!!』食事量は効率で左右される!アフロガイ選手!!」


「僕が一番うまくいっぱい食べられるんだ!!」


「何やら秘策がある模様。こちらも目が離せませんね。そして、最後の選手の紹介です!!『お肉が欲しい。ただ、それだけ。』本大会の紅一点にして、史上最年少!!アギ選手!!」


「お肉―!!」


「意気込みは充分の模様。無理をしない範囲で、楽しんでいって欲しいものです。」


他の選手がむさい男たちという中、紅一点かつ小さく可愛らしいアギに、司会も会場も思わずほっこりしてしまう。


「選手紹介も終わったところで、早速初めて参りましょう!!リースキさんお手製の料理の入場です!!」


司会の宣言と共に、選手たちの前に料理が運ばれてくる。


記念すべき最初のメニューは!


「冒険者ギルド御用達!疲れた体に染み渡る、具だくさん大盛りスタミナスープです!!」


すり鉢と同じような大きな器に、濃いめの味付けで煮込まれた大量の野菜と肉が入ったスープが出てきた。


これが最初の関門のようだ。


「さあ、各選手準備はよろしいですか?それでは、大会、スタートです!!」


カーン!と司会が開始のベルを鳴らし、大食い大会が開始された。


「各選手、順調に食べ進めている模様です。どうやら、全員が無事にスタートダッシュを決められたようです。」


「そうだな。意外なのが、最年少のアギ選手も負けないどころか、一番ペースが早いんじゃないか?幼さ故にペース配分を失敗してないかが心配だぜ。」


解説兼料理の提供者であるオーモ・リースキがアギの心配をするものの、それは無用というもの。


彼や司会を含めた会場の全員が、段々と思い知らされることになる。


目の前の幼女は、決して見た目通りの存在ではないということを!


「おーっと!?マージン選手、目に見えてペースが落ちてきたか??鉄の胃袋を持つ男、胃袋のその丈夫さ故に、拡張性に難があった模様です!!」


「くっそー!特訓に付き合ってくれたおじいちゃんに、申し訳が立たねえぜ・・・。だが、お残しは厳禁だしなぁ・・・。」


「おお!ここでマージン選手!手元の札を上げました!ギブアップ宣言です!!」


「時間かかってもいいから、ちゃんと食べきって帰ってくれよな!」


「ここで1人脱落です。正直、私の予想よりも早い脱落者ですが、他の方々はどうでしょう?」


「おらぁ!食い切ったぜ!次を寄こしなぁ!!」


「インビジー選手!無事にスープを完食です!!」


「うん。表情にも余裕が見えるな。よっしゃ!次の料理を出してくれ!」


リースキが従業員と思しきスタッフに支持をして、2皿目が運ばれてくる。


「2皿目はこちら!『その噛み応えは満足感を底上げする!!』今大会の商品にもなっているゴールデンボアの肉厚ステーキ3キログラムです!!リースキさん秘伝のオニオンソースで召し上がってください!!」


他に言葉が不要なくらい、単純に特大なステーキの登場である。


熱々の状態をキープするためか、鉄板からはジュージューと音が鳴っている。


それを見たアギの目が密かにキラりと輝いたのを、ルビィレイアは見逃さなかった。


それはともかく、インビジー選手である。


「おお!こいつぁ楽しみだぜ。っ!あっちぃ!!」


「おおっと!!インビジー選手、オニオンソースをそのままかけてしまった!!熱々の鉄板でソースがはねて大惨事だぁ!!」


「言い忘れたが、いっしょに出した布を、器と一緒になってる骨組みに被せて、隙間からソースをかけてくれ。というか、骨組みがあるのに何も思わなかったのか・・・?」


「分厚いステーキに気が逸ってしまったんでしょう。おっと!ここでまさかの、アギ選手が1皿目を完食だぁ!その小さな体で、細身とはいえ成人男性のインビジー選手に追随していく!!」


「こりゃあ、驚いたな。そんな中、アフロガイ選手はというと・・・」


「・・・うっ。僕は、この人たちに勝ちたい・・・。」


「青い顔をして口元を抑えています。効率を求めた秘策とはなんだったのか!」


「時間かかってもいいから残すなよー。ってかお前はもう明らかに限界だから札上げろー。」


渋々ながらも札を上げてギブアップするアフロガイ。


勝負は、アギとインビジーの一騎打ちに持ち込まれたのだった。




あともう1つだけ続きます。

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