復活の犯罪者①
【神谷探偵事務所】
「暑い……」
「ですね、突然暑さが戻ってきたのは驚きでした」
ラックの事件があってからはや1ヶ月弱。特に大きな事件も無く平和な日々を送っていた。1週間に1度ほど何故か榊原が遊びに来て、さらに毎回如月がくっ付いて勝手に飯を食ってダラダラするという状況が出来上がった以外はな。
今は10月下旬。そんな中、何故事務所に籠りクーラー全開でだらけているかと言うと全てはこの異常気象の所為である。夏の暑さも消えて普段なら冬の知らせが来てもおかしくは無いこの時期に、何故かき音が30度を超える異常事態が発生したのだ。
事態と言っても自然現象である以上仕方の無いことではある。が、折角冬までの間休暇を貰えていたはずのエアコンが急遽出勤せざるを得なかったのは言うまでも無い。
「全く、もうすぐ11月だと言うのに…予報では今日だけだと言うから、気温差で風邪を引かんように気をつけておけ」
「ご主人、妖怪は風邪を引くか?」
「分からん。幽霊なんかは実体を持たないから大丈夫だが、妖怪や悪魔なんかは現実の物体として存在しているんだ。もしかしたら病気になる事はあるかもしれん。気をつけるに越したことはない」
「まあ普通にしてれば大丈夫って事か」
猫姿のラックはソファの上で丸くなる。
こんな時くらいはだらけていても許されるだろう。
特にやる事も無いので、何気なくテレビをつけてみる。が、どのニュースもこの天気の話題ばかりだ。朝からずっとなのでさすがに聞き飽きた。つまらないので消そうとして付けた最後の番組で気になるニュースがやっていた。
『一昨日の夜7時頃、自動車生産会社で有名なdainの社長である永塚氏が自宅で何者かに襲われる事件が発生しました。第1発見者は警視庁の警官2名で、直前に近くの交番へ犯人と思われる人物からの手紙が届いていて、すぐに永塚家に駆けつけた所、血塗れで倒れていたのを発見されたとの事です』
「物騒だな相変わらず」
俺は嫌なニュースは見ない主義だ。ただでさえ探偵と言う人の悪い部分を探るような仕事をしているのに、わざわざ気分を悪くする報道を自ら見たくは無い。しかし気になったのはその後。
『なお、その現場には大量の資料が置かれており永塚氏が麻薬売買を行っていたと言う事が書かれていたそうです。本人は酷い暴行を受けたような跡があり、命に別状は無いものの意識がない状態にあるとの事で、状態の回復次第改めて事情を聞くとのことです』
「麻薬…やっぱり社長ってのはみんなストレスを抱えているのか。にしても、殺されかけた上に秘密までおおっぴらにバレるなんて運が悪いんだな」
「でも、実際犯罪をしていたとしたらむしろ運がいいんじゃないでしょうか。身分の高い人達は隠すのが上手ですから。簡単には発見されなかったと思います」
ラックと一之瀬君はそれぞれの意見を話しながらテレビを見ている。こうして自分の意見を持ち、互いに意見交換ができることは素晴らしいことだ。マスコミや世論に惑わされ無い心を持っていると言うことだからな。
「亮さん?どうしましたか?何か考え事でも」
だが俺は今そんな事を考えている場合では無かった。殺されない程度の重傷、犯罪の暴露、身分の高い人間…。何より警察への手紙。この事件を俺は既に知っている。それも2年も前に。
その嫌な予感は的中し、タイミング良く榊原が事務所を尋ねてきた。
「神谷ー!暑いから涼ませてくれ!後、依頼も持ってきたぞ、ニュース見てるかー?」
「ちょうどいい榊原、この話は本当なのか?あいつがまだ生きていたと言うのか」
「おっと珍しく情報が早い」
俺の質問にきちんとした表情で数枚の書類と、袋に入った紙を渡してきた。もちろん1番早く目に入ってきたのは袋の中身。
「これが例のメッセージ…予告状か」
「そうだ。近くの交番のポストに入っていたらしく、内容もあの時と同じだ」
手紙の表側には事件のあった永塚氏の住所、そして『悪人は罰する』と手書きで書かれている。俺はすぐさま手紙の裏側を見る。そこには赤く書き殴られたように一言。
『Guilty』
「有罪…って事はやはり」
「ああ、あの社長、裏で麻薬の密売人と繋がっていやがった。しかも散らばってた紙に記されてた情報はどれも正しかった。こんな事のできる人間が複数いるとは思え無い。おそらく奴で間違いない」
「そうか……」
現在の魔術ならば、死者の魂を蘇らせる事も操ることも可能だ。もちろんゲーム等にあるような復活魔術も存在する。
そして大抵の場合は復活を望む人がいて、最悪を回避する為の方法として使用すると言う認識が強い。当たり前だが、例え生き返れると分かっていても死にたくは無いものだ。
ちなみに完全な復活ができる魔術が発見されたのはココ最近の話なのだ。死霊術は古くから存在していたが、死者の蘇生はほんの1年前まで不可能だとされていた。
だが今回の犯人の場合、これ程までに厄介な事はない状況なのだ。先程も言ったが、俺の想像している人間が死んだとされたのは、もう2年も前の話。
「あ、あの……奴とは一体…?さっきのニュースの犯人を知っているのですか?」
「まぁ…な。あまり思い出したく無いが」
ため息をつきたくなる程には嫌な記憶だ。
俺は事務机に座り、榊原にも一体落ち着いて座るように言った。
「ちょうどいい機会だから説明しておこう。詳しく話すと時間が掛かるから簡単に。
今からだと2年と1ヶ月くらい前の話だ。魔術による犯罪が急増していた頃、今回と同じような連続暴行事件が起きた。社長やら政治家といった一般市民から見れば立派な権力者達が相次いで襲われた。襲われた場所はみんな違って、自宅や会社、帰宅途中って事もあった。奇妙だったのは、全員が裏でバレずに犯罪に手を染めていた事。隠蔽されていた犯罪情報が、襲われた事で世間に明るみになった事。
世間に広げるやり方は色々あったが、ひとつ決まって警察宛に手紙が届く。犯罪の内容と、裏面に大きくGuiltyと書かれた手紙が。
警察としてはこんな事件の犯人を野放しにはでき無いと捜査網が張られた。その時に実際に捜査をしていたのが俺達、魔術捜査専門部署。通称魔術師隊と呼ばれる部隊だった。
俺と榊原、如月と新人を含めた他4人が1つのチームで、計7人。それが5部隊。それだけの人数がいても、その事件の捜査は1ヶ月にも渡って続いた。俺達は基本的に2人1組での行動で、如月は今と同じ情報係だったな」
細かくは覚えていなくとも、内容を忘れるほど時間が経っているわけでは無い。まして印象に残り過ぎる程の記憶だ。忘れられるものでもないだろう。
榊原は「懐かしいなぁ〜」と呟いてうんうんと頷いている。さっきまでの緊張感はどこへ行ったのか。
一之瀬君とラックは、俺が昔の話をするのが珍しいのかかなり真剣な表情で聞いている。
「長いから捜査内容は省くが、その1ヶ月の末ようやく犯人に辿り着いた。その間にも事件はかなりの数起きていたが、死者はゼロ。
それぞれの部隊で捜索は続けていたが、こちらにはあの如月がいる。犯人さえ分かれば居場所の特定など一瞬だ。奴が潜伏していたのは山奥の廃工場。
すぐに逮捕命令が出て俺達は敷地に突入した。
犯人は、俺達が工場内に入った瞬間に攻撃してきた。工場…と言うかでかい倉庫って感じの場所だったおかげで、俺達は物陰に隠れながら近づいていくことができた。途中の攻撃で中々の魔力の持ち主なのを感じて、俺一人で奴に接近する事にした。話ができる距離まで来た時だ。何度か魔術のやり取りをして、捕縛する事に成功したんだ。しかしそこで油断した。奴が自爆のように放った火属性魔術が工場に放置されていたガスタンクに当たり、工場が消し飛ぶ勢いの爆発が起きた。俺は咄嗟に防御魔術で部隊全員を防いだ。けどその時、仲間の2人が別の場所に移動していた事に気が付かなかった。
魔術をかけられず、爆発に巻き込まれた……。後になってボロボロになった工場から見つかったのは、誰かも分からなくなった死体が3体。おそらくその内の1体が犯人だろうと言うことでその事件は終わった。逮捕どころか仲間が2人犠牲になってその事件は幕を閉じる事になってしまったんだ」
とりあえず一息に話し終えると、用意してくれたコーヒーを飲む。嫌な記憶だったのは榊原も同じで、基本呑気な表情が今は酷く暗い。
「……あの、その時の犯人と今のニュースの犯人が同じかもしれないんですよね…」
「そうだな。今の情報ならばそうなる」
「えっと……つまり生き返ったと言うことですか」
遠慮がちにそう尋ねてくる。
「それはまだハッキリと分かってはいない。あの時死んだのが奴では無かった可能性もある。確かに生き返った場合もあるが確定では無い」
巨大な爆発により、見つかった死体は誰かが分からないほどに焼け落ちていた。更には黒焦げ過ぎて、解剖も全く意味が無かったのだ。
「そもそも生き物を復活させる魔術なんてあるのか?」
黙って話を聞いていたラックが質問する。
「あるぞ。その魔術が発見されたのはかなり最近の出来事だが、復活と言うだけであれば古い死霊魔術なんかがあったしな」
「死霊魔術か……んじゃ新しい魔術は何が違うんだ?」
「死霊魔術は、大きく分けて2つの種類があるんだ。魂を別の器に定着させる、肉体そのものを操って思い通りに動かす。それに対して発見された魔術は、分類的に考えれば再生。詳しく言えば時を操る魔術なんだ。つまり、正確には生き返らせるんじゃなく死んだ事を無かったことにする魔術だ」
「無かったことにするって……できるのか?そんな事が」
「とんでもない魔力を使う事になるから、可能か不可能かで言えば可能だが現実的では無いのが現状の欠点なんだろうな」
時間に干渉する魔術は、1回の行使で莫大な量の魔力を使う。人がだいたい170センチだとして、半径85の円形に魔術を使うとする。
現在世界にいる魔術師の平均魔力量で考えても、1人の魔術師が全魔力を使っても精々15分前に戻す事が限界だ。俺でも1時間ギリ戻せるかどうか。
「はぁー…、でもそれならやっぱり生き返ったっての有り得ない話なんだな」
「可能性は低い……が、ゼロでは無い。最も生きていたにせよ生き返ったにせよ、今こうして事件を起こしているのを黙って見ているわけにはいかない」
俺は手元のコーヒーを飲み干して、暗い顔をしている榊原に視線を向ける。
「いつまでそんな顔しているつもりだ。奴の捜索が依頼なのだろう?こんな朝の時間から押しかけて来たと言う事は、次の被害者もある程度見当が着いているはずだ」
「お、おう…そうだったな。今警察で疑っているのは2箇所、ニュースとは別の大手自動車メーカーの副社長。襲われた永塚社長と何らかの関係があったとの情報がある」
前の事件との繋がりがある。いかにも狙われそうな立場の人間だ。
「なるほど、もう1人は?」
「こっちも有名な人だ。月会製薬っていう薬品会社の社長。月阪 末葉。前の社長らとは関係ないけど、最近になって異常な伸びを見せた会社だ。それに伴ってか、大規模な警備の強化をしていて、つい最近大量の魔術師を投入したとか」
「20人か。確かに少し妙だな…」
今はまだ犯罪を犯しているとの情報は無いみたいだから、優先すべきは副社長の方か…。いや。
「なぁ、その薬品会社が魔術師を雇ったのはいつの話だ?」
「確か、3日くらい前だったかな。警察に手紙が届く少し前だったから」
3日……もしも事前に襲われる事が分かっていたとしたら…?
「榊原!月会製薬だ、直ぐに向かうぞ」
「何か分かったのか!月会製薬だな、了解!」
俺達はすぐさま立ち上がり、移動の準備をする。
「あ、あの……私達は…」
「留守番でもいいが……待っていたいか?」
「いえ、行きます!」
「俺もついて行くぞ」
自らの意思で動く事に意味がある。俺が急いでいたのはあるが、迅速な判断だったと思う。何より危険な場所に行くのだ。強制などしてはならない。
「10分後に迎えが来る」
「榊原、お前は何故毎回歩きで来るんだ?こうなると分かっているなら車を準備しておけ」
「いやー面目ない。1人なら車より強化して走った方が早いもんで……つい」
「お前の頭は筋肉しか入ってないのか?少しは頭を使え頭を」
こんなところで脳筋の力を発揮する榊原に呆れながら、迎えが来るまでに準備を済ませる。
「待ってる間に聞きたいんだけど、どうして月会製薬だと思ったんだ?」
待つことに飽きた榊原が今のうちにと聞いてくる。
「奴は襲う前に確実に予告状を出す。そして襲われる人間は、何かしら後ろめたい物事を持っているだろう。つまり、警察には極力関わりたくは無いと考える。もしも予告状を本人が見つけた場合、そいつはどうすると思う?」
「……警察以外に守ってもらう……社長…お金か!」
「そうだ。事情を知らない別の誰かに大金を払って守ってもらえばいい。権力者ならばいくらでも出せるはずだからな」
「それで魔術師か…変な所に目をつけたもんだ」
魔術師は仕事でも職業でも無い。魔術が使える者、それの総称なのだ。魔術師も普通に働いていて、先生や警察はもちろん、その辺のコンビニ店員だって魔術師の可能性は大いにある。
なので、魔術師を警備に集めると言うのは考えているよりも大変な事だ。おそらく相当な額を提示したのだろう。
「榊原、お前は今回建物の外で待っていてくれ」
「…まぁそうなるわな。警察に関わりたく無いやつに警察を連れていくのは火に油だもんな」
「ああ、だから俺達が潜入する間に仲間を呼んでバレないように待機していてくれ」
珍しく物分りの早い榊原に困惑する。いつもならギリギリまで粘るのだが。
「おっ、迎えが来たみたいだ。行くぞ!」
実際に関われないのに妙に元気なのも気になる。
さては何か企んでいるな。昔から榊原は隠し事が苦手な奴だ。どうせ潜入について行く方法でも思いついたのだろう。
【月会製薬】
目的地である月会は、案外そう遠くない場所に位置していた。事務所から車で約30分。
そこにあった何とも言い難い不思議な建物に、俺達は多少の驚きを持って到着した。
「これは……」
「また随分癖の強い…」
建物の形自体はありふれた物だ。問題はその色と装飾。外壁は全て黄緑色で塗られており、てっぺんに薬のカプセルをかたどったオブジェがデカデカと飾られている。
「目立つなぁ、こんな建物をなんで作ろうと思ったのか」
「胡散臭いと言うより、一周まわって気色悪いな」
「とりあえず、話を聞いてくるからお前はここで待っていろ」
「いいや俺も行くぜ」
「………先程の話をもう忘れたのか?警察だとバレたら…」
建物の入口でグダグダしていると、中から1人の女性が出てきた。
早足で目の前まで来ると、こちらの様子を伺うように眺める。つい会話を止めてしまった俺達は、その数秒の間、微妙な静けが漂う中、相手の女性が話し始めるのを待った。
「失礼致しました。私はこの会社の副社長、沙華月と申します。先程連絡のあった神谷さんで間違い無いでしょうか」
長い黒髪にスラッとした体型。瞳が青色なのでハーフなのかもしれない。副社長と言うよりは、美形秘書という方があっている気がする。
「はい、突然押しかけて申し訳ない。魔術師の募集があると言うので連絡した次第です」
いくら潜入とは言っても相手に不審がられると意味が無い。あらかじめ警備に加えて貰えないか連絡をしておいたのだ。もちろん、捜査だとは言っていない。
「いいえ、緊急の事態であり警備が多い事に越したことはありません。お電話では3名と言う事でしたが…大丈夫そうですね。では一旦社長の元へお連れ致します」
「お願いします」
何事もなく話が進み、初めに社長に会う流れになった。
途中こっそりと榊原に声をかけて、やりやがったなとだけ言っておいた。
俺は3人、つまり俺と一ノ瀬君、ラックの3人だと伝えておいだのだがラックは猫の姿のままだ。そして、何人と言ってしまったために榊原も俺の連れだと思われたのだろう。なんの疑いもなく入れてしまったのだ。
「お前、この事が分かっていたのか」
「えっいや…本当はお前の助手ですとか言ってついて行こうとしたんだけど。これは全くの偶然だな!運が良かった」
「お前が頭を使ったと勘違いした俺が馬鹿だった」
秘書……副社長の後に続きエレベーターで3階へと上がる。案外、外から見るよりもかなり複雑だった通路を通り、社長室前に到着した。
「社長、連絡のあった魔術師の方とそのお連れ様が到着しました」
「どうぞ」
中からの返答に副社長が扉を開ける。部屋の中は一般人が想像するような社長室とは異なり、壁一面に本棚が置かれていて、分厚い医学書から一般の治療薬について、漢方薬や薬の歴史など大量の本と薬のサンプルなどが入っていた。
学校で例えるならば校長室よりも図書室や理科室の方が近い。
「あら、そちらが魔術師の方ですか?」
そこで座っていたのは白衣を来た女性。眼鏡と紫髪が似合っている。こっちは薬品会社の社長のイメージ通りだ。
「いきなり押しかけてしまってすみません。神谷と申します。警備の人手が足りないということで…」
「そうなんです。こちらの都合でただ今警備の強化をしています。本警備の準備ができるまでの数日間、よろしくお願いします」
返答はとても犯罪に手をかけているとは思えないほどしっかりとしたものだ。しかし、榊原の情報通り警備の強化は行われているようだな。
「後の説明はそこの沙華月から聞いてください。沙華月さんお願いしますね」
「分かりました。では着いてきてください」
それ以上の会話は無く、副社長に連れられて部屋を後にした。
例のウイルスの影響で満足に出かけることもできない今日この頃です。嫌なニュースばかりで気持ちまで嫌になりますが、最近の出来事を。度々電車に乗ることがあったんですが、日本人だからかどうかは分からないですが誰に言われるでも無く1席ずつ開けて座っている光景に感動しました。感染が怖いのはそうだと思いますが、こうして一人一人が心がけているのに不思議とすごいと言う気持ちが。
はい、長々と書かせてもらいましたが…お久しぶりです。深夜翔です。まずは今回も読んでくれて方、ありがとうございます。
自粛期間を抜けての初投稿、本当に申し訳ないです
こんなに期間があったのにこれだけ?と。
まぁ色々ありまして……ごめんなさい。とりあえず今日からまた1ヶ月ペースくらいで投稿するつもりでいますので何卒よろしくお願いいたします。
まだまだ気が抜けない状況ですがここは踏ん張り時ですので頑張っていきましょう!
そして次回もぜひ読んでくれると嬉しいです。
それではこの辺で…さらば!