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脇役剣士の成り上がり英雄譚  作者: みにん
脇役編
9/22

9:水上都市の戦い①

本日2話目です。ちょっと短めです。

それから1週間、これでもか!と言うほど魔物が現れた。


もうね、世界が俺を殺そうとしてるんじゃないかって思うほど、魔物が現れたね、うん。


しかも毎回Sランクってだったっていう。


もう、なんか不幸スキルとか付いてるんじゃないかって思って、ステータスを鑑定した時に本当に不幸スキルがあった時には、かなり落ち込んだね。しかも、あいつらに殴られてるせいか、『頑丈』ってスキルが付いてた。有用そうだからそれは別にいいんだけど。


俺は何とか、生き延びていたけれど、何回もひやひやしたものだ。勇者がダメージを受ける度


「あっ!」


とか


「うっ!」


とかよくわからない声を出していた。


だってあいつらが死にそうになったら代わりに俺が死ぬんだぜ?本当に世界の理不尽さを恨みたくなる。


それはそうと、話を戻そう。

今日も、もはや恒例のように魔物が現れた。が、今日は少し違った。何故なら、現れたのが魔族だったからだ。水上都市という所に現れたらしい。どうやら、現れたのが上級魔族らしく、Sランク冒険者の手にも負えなかったらしい。そのため、この国に救助を求めてきたらしい。こちらとしても、友好国の頼みということもあり無下には出来なかったらしい。


遠いところだから、俺はついて行かなくても大丈夫かな?と、希望を持ったが、友好国間には、転移門があるらしく、また、連れていかれた。






水上都市に着くと、一緒に転移してきた馬車に乗り込んで、魔族がいるらしい場所へと向かった。


水上都市の、印象はまさに、漫画のワン○ースのウォーター○ブンだった。


水路などが市街地を通っていると言うより、街の中に、水が侵入してきているという感じだった。


それから、歩くこと10分程、海岸に、それはいた。何か、黒い禍々しいオーラのようなものを纏うモノ。体型からして、成人男性くらいだろうか。


勇者達が、一気に走り出す。

魔族も、それに気づいたようだ。構えのような姿勢をとって走り出す。


【貴様ら…その気配、勇者か!魔王様に仇なすものよ!ここで討ち滅ぼしてくれよう!】


因みに、魔物と魔族の違いは知能があるかないからしい。実際にこうして喋ったのはこいつが初めてだ。


【召喚陣、発動せよ!】


走りながら、魔族が何かを唱えると、ここ数日間で見たことのある魔物が現れる。


「まさか、その魔物達…ここ最近ユラード王国で起きていた魔物騒ぎ、お前が原因か!」


勇者が、立ち止まって聞くと、向こうも立ち止まり、


【あぁ、そんなこともした気がするな。】


と、返してくる。すると勇者が


「お前は、許さない!」


と、叫びながら斬りかかっていく。


それが、開戦の合図だった。

タグにハーレムと書いているのに、まだ1人もヒロインが出てきてません。すいません!そろそろ出てくるはずです。

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