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脇役剣士の成り上がり英雄譚  作者: みにん
脇役編
6/22

6:お前らは必ず…

今回は、シリアスが強いですね。

でも、そろそろ、俺TUEEEEになると思うんで、もう少し待ってください。


はい?今こいつなんて言った?

俺たちに、土下座して謝れよ?


いやいやいや、まさかこいつでも、さっきぶん殴って気絶させたやつにそんなことは言わないだろう。


じゃあ、こいつは今なんて言ったんだ?

オレタチニドゲザシテアヤマレヨ?

いやいやいや、こっちの方がもっと意味不明か。



言葉の意味を、図りかねたように、首を傾げる俺に再び言葉が掛かる。


「こいつ、言葉の意味もわかんねぇのか?俺たちに、土下座しろってんだよ。」


はい?ちょっと意味がわからない。謝れ?え?何で?しかし、次の言葉がおれの思考を凍りつかせる。


「因みにこれは国王からの命令だからな。逆らったら、衣食住の保証はされないぜぇー?」


俺は悟る。王は勇者側についたのだと。まぁ、当たり前だろう、俺が王だったとしてもそうする。きっとこいつらは、おれへの命令を条件に、戦いを手伝う、などと言ったのだろう。もし命令に従わなかったら、この国から出ていくとも。

随分と軽い条件だなおい。そんなに俺に土下座させたいのか?


「それと、お前はこれから俺らの奴隷になるんだぜ。すこしは役に立てよ?」


どうやら、こいつらは支配願望が強いようだ。しかし俺も奴隷になって喜ぶ人ではないし、土下座だってしたくない。なので、俺は黙ったまま動かなくなる。


そして、その態度から俺か土下座する気がないのを感じ取ったのか。俺の顔をのぞきこんで


「見ず知らずの地で、住むところがなくなって、お前のその貧弱なステータスで生きていけると思ってんのか?」


と、言ってくる。ぐっ、痛いところを突かれたな。流石に見ず知らずの地で、外に投げ捨てられるのは嫌だ。しかしこいつらに土下座するなど、プライドが許さない。理性では、分かっているのにどうしようもなく嫌だった。


すると、神乃が頭を掴んで、強引に頭を下げさせる。俺は抵抗しようとするが、このステータス差では、抵抗らしい抵抗もできずに強制的に土下座の体勢にさせられる。


「お前は、これをすればいいだけなんだぜ?魔王と戦いに行く俺らより、よっぽど簡単なお仕事だろ?」


頭を上げられて、デコピンをされる。神乃にとっては、軽くやったつもりなのだろうが、俺にとっては、頭蓋骨が砕けるほどの強さになる。今回は、気絶しなかったが、今は気絶した方が幸せだったんではないだろうか。

何故なら、またその後頭を掴んで床に押し付けられたからだ。


「ぐっ、あああああっっ!?」


頭蓋骨が砕けそうな状態で、頭を押し付けられたのだ、頭に途轍もない痛みか走る。


「自分から謝るまでこれは続くぜ?早く謝った方が楽なんじゃねぇのか!?」


「がっ!?あぐぅぅぅぅ!!」


また1段と強く押し付けられる。

どうやらこいつは俺に自分から謝らせたいらしい。俺は痛みに耐えきれず、プライドを捨て、謝るしかなかった。


「す、すみま…せんで、した…」


やっと頭が痛みから開放される。


「分かったな、お前はこれから、俺達の奴隷だからな」


そう、言いたいことだけ言って出ていった。


(ちくしょう…ふざけんなよ!何だって俺があいつらの奴隷になんか…覚えてろよ…お前らは何時か必ず…)


「あぁ、殺してやるよ」


そう呟くと、意識は闇に落ちていった。




別に、これは復讐ものではありませんよ?

ただ、表現力がないので、恨みをこうとしか表せなかっただけです。はい。基本作者のせいです。


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