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脇役剣士の成り上がり英雄譚  作者: みにん
脇役編
5/22

5:意味不明

暫く、間が空いてしまいました。

昨日も、一昨日も書いた本文を間違って消してしまいまして、ええ、すみませんでした。

だんだんと意識が覚醒していく。

目を閉じたままウトウトしながら考える。


(俺、何やってんだ?というかなんで寝てるんだ?)


なかなか思い出せずに、もやもやしていると、頬の辺りが鋭く痛む。


「ッ!?痛ッ!」


その頬の痛みで、神乃とか言うやつに殴られたことを思い出す。それを思い出すと、異世界に来たことや、自分に今まで起きたことを連鎖的に思い出す。


(殴られた後に気絶したままだったら、まだ俺はあの場所で眠っているのか?)


殴られた後すぐに気絶したことを思い出すと、そんな疑問が浮かんでかる。それを確かめるために、上半身を起こす。が、どうやら、体にはまだ殴られたダメージが残っているらしく、体に力が入らなかった。


しかし、天井はあの場所と全く違ったし、周りからは人の声も聞こえてこない。その事に、一応安堵し体から力を抜く。


(それにしても、これは、知らない天井だ。とかやったりした方がいいかな?)


などと馬鹿なことを考えながら、日本の記憶が消えてないことに安心した。


(あんなに吹っ飛ぶぐらいの威力で殴られたら記憶喪失とかしそうだからな。それにしても、体力10なんて貧弱ステータスで、よくアイツに攻撃されて生き延びてたな。)


そのことを不思議に思い、考えるが、この世界のことはよく分からないので


(まぁ、大きすぎる力に、脳や体が追いついてなかったんだろ。)


と、考えることにした。

当たっているかは不明だが。


「感じからして、二時間ぐらい寝てたかな。」


思わず口に出すが、周りには誰もいないので、当然返事は帰ってこない。

少し寂しくなった浩介であった。


「それにしても、だいぶ寝た感じがするのに、まだ眠気がするな。なんでだ?」


自分で疑問形にしておきながら、浩介は何となく原因は分かっていた。


「夏休みが嬉しくて、年甲斐もなく興奮して寝れなかったからか。うわっ、我ながら恥ずかしい理由だな!」


こんなことになるならば、しっかりと寝ておけばよかった、後悔するが、


(でもこんな事が起こるなんて誰も思わねぇだろ普通!)


と心の中で愚痴をこぼす。


まだまだ確認したいことは沢山あるのだが、だんだん眠気が、意識を消していく。

俺は、こんな状態じゃ考え事もろくにできないので、起きてから考えることにした。









ドンドンドンドン、とドアをノックする音で目が覚める。


誰だ?と思うまもなく、反射的に、どうぞ、と返事をしてしまう。しかし、その行為を数秒後には、後悔する。


遠慮の欠片もなく、ドアを叩き開けてきたのは、俺を殴った張本人だった。



そして、何を思ったか、開口一番



「俺たちに、土下座して謝れよ」



ニヤニヤ笑いながら、そう言ってきた。










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