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脇役剣士の成り上がり英雄譚  作者: みにん
成り上がってく編 ~エルフの里~
21/22

21:世界樹

すみません!盛大に遅れてしまいましたァー!

夏休みに入ったのでこれから頑張り、たい、です。








翌朝俺は起きると、すぐさま支度をして今度こそ遅れないように、ノーラの家に向かった。

今回は余裕を持って家を出たので走る必要もなくつくまで暇なので昨日手に入れていたスキルを試してみることにした。


まずは気配察知からだ。

「気配察知」


一応声に出してみたが、後で発動するにはそのスキルの名前を思い浮かべて発動と念じるだけだったと知った。周りの人の


「何やってんだコイツ」


という目はそうだったのか、と思い出し恥ずかしくて翌日からその道は通らないことにした。ーーーだって俺が気配察知って言った瞬間みんなサって音が出るほど早くこっち見てきたもん。


んんっ!話が逸れたが気配察知は発動してみると、感覚が研ぎ澄まされるようで、最も当てはまる言葉で言うと、第六感、だと思う。


そこに人がいる、そこに建物がある。などと目をつぶっても感じ取ることが出来た。範囲は半径500m程で、慣れていないと人の気配を感じ取りすぎて、酔いそうになった。


多分だけど、冒険者とか戦いを生業としている人ならだいたい持っているスキルだと思う。


しばらく、気配察知で遊んでいると、あることに気がついた。なんと!念じれば、気配察知で感じ取ったことをゲームのマップのように表示できるのだ!(表示と言うよりは頭の中に浮かんでくる感じだが)


これならば酔うこともないしこれで行くことにした。



次に試してみるのは、索敵である。


索敵を発動してみると、このスキルは便利なことにマップと合わさり、マップ内にある敵意のある無しを確認できるようになった。敵意があるものは、赤色で示されている。


例えば結界で囲われているこの国には今の所敵意を持っているエルフはもういないらしいが、結界の外に出ると、魔物なのかわからないが、赤の点がいくつもある。


…なお、今の発言に訂正があった。国の中に俺に敵意を持っているやつが一人だけいた。俺はマップ越しに鑑定使えたりしないかな…とか思いながらその赤点を鑑定してみると、【ライネス】と表示されていた。ーーーお前か!


あの、青年クソイケメンエルフの顔を思い浮かべるだけで腹が立ってくるので、あいつの事は忘れることにして、これは本当に便利な能力だ。例えば、狩りなどで相手がわかっていれば予め対策が取れるし、自分より格上過ぎた場合は、危険を冒さず逃げることが出来る。これは相当生存率が上がるだろう。


それからしばらく、スキルで遊んでウロウロしながら、「すげー」とか「うぉー」とか言ってると、ふと目に偶然あるお店の中に飾られている時計が目に入ってきた。なんと、その時計の針は師匠との待ち合わせ時間を超えてるじゃないですかやだー。


俺が全力疾走で、師匠の家に向かうともう相当待っていたようで、いらついている師匠が待っていた。


それから説教に1時間ぐらい取られて、怒られている途中に、「怒る時間が無駄だから早く行きません?」とうっかり口を滑らせて、1時間説教がプラスされたのは秘密である。



そして今、やっと説教が終わり、これから魔物との実践訓練に行くんだが、国の中には魔物が結界で入ってこれないのに、どうやって戦うのか?と聞いたところ、師匠の魔法で魔物のいる場所に転移するらしい。



「さてと、それじゃぁ、行くかの」

その言葉言うと同時に、指をパチンと鳴らすと、周りの風景が止まり、色が失われ、まるでこの世界に転移してきた時のような感覚だった。ただし前と違うのは、転移の途中で気絶したりしないことだ。転移よりも、これを指を鳴らすだけで、気軽にやってしまう師匠の力に改めて驚いていると、不意に、周りの景色がぶれ始め、パリン!と、窓ガラスを割るような音とは裏腹にゆっくりと景色が揺れながら変わっていき、気がつくと周りに色が戻っていた。


「転移ってのはすごいな…まぁこれを指パッチンでやる師匠も大概だけど。」


「じゃろう?もっと褒めてもいいのだぞ?」


ちょっとおだてただけで、期限が戻る師匠は置いといて、まず第一に気になったこと。


「ここどこだ?」


すると、俺の小さな独り言を聞いていたのか、隣から、師匠が教えてくれる


「ここはかつてエルフの一番大きな里だったところじゃ。人間のようにいえば国、かの」


「その割には1人もエルフがいないんだが何でだ?」


「かつての戦争でな…、ここにはエルフにとって命より大切とも言われる神から与えられた世界樹があるのじゃ。ここの里は巨大な認識阻害結界で囲んであるのでそうそう人間には見つからないのじゃが、人間が奥地まで侵略してきての、いくら強力な結界と言えど、何万人もいるエルフの気配を完全に消せるわけもなく、もう少しで見つかってしまいそうになったのじゃ。しかし彼らは、命よりも大切な世界樹がある場所が戦火に包まれてしまうことを、よしとしなかったのじゃ。そのためこの場所を突き止められた上に、負けて、世界樹を失ってしまうのならば、自分たちが囮となり、この場所から意識を背け、せめて、世界樹だけでも、守ろうとしたのじゃ、そして彼らは認識阻害結界の範囲を世界樹の周りだけに限定し、範囲を犠牲にし、絶対に人族には感知できない様な強力な結界にし、里とは別方向から奇襲をかけ、この場所を救ったのじゃ。」


無神経だとは思うが、因みにその人たちは?と聞くと、首を横に降っていた。どうやらそういうことらしい。重い…重いな…エルフの昔話……!


しかし俺はあることに気がつく、

「師匠、師匠。その肝心の世界樹か見当たらないんだけど。」


「何を言ってるんじゃ?後ろにあるではないか。」


え…?これ?これなの?ねぇこれなの?………もはやたデカすぎて幹の横幅でさえ視界に収まらないんだけど…!最初見た時壁かと思ったわ!


「因みに、高さは30キロメートルくらい。横幅は5キロメートルくらいかの。」


デカっ!大きすぎるだろう…。というかいくら認識阻害結界が貼られてても、こんな大きいものに気づかないのか?、人間が鈍感すぎすのか、それとも結界が高度すぎすのかだな。…多分後者だろう。


「 それにしてもここもまだ結界が残ってるんじゃ、魔物なんていないんじゃないのか?」


「 いや?そんなことは無いぞ?世界樹は大きすぎるがゆえ中に魔物が住み着いてしまい、オマケに魔素密度が高いからダンジョン化してしまったのじゃ。管理者がいなくなってしまったからのぅ」


「魔素密度が高いってことは、魔物も強いんじゃないか?俺なんかに大丈夫なのか?」


「お主は既に勇者並みの力を持っているだろう。筋力を鍛えるだけのつもりだったが、何故か魔力まで鍛えられておるがの、此処を出た暁には、神眼を唯一持っておる友人にたのでやるから、どんなスキルがあったか教えて欲しいんじゃが。」


特に隠すこともないので


「いいぞ?」


と言うと知識欲が強いのかわからないが

いいのか?いいのか!?と言って興奮していた。


師匠をようやく宥めると、気を引き締め、


「さて!行くか!」


と叫ぶと世界樹に向かって歩き出すのだった。



作者がポンコツなので、キャラクターの姿の描画が少なすぎるので、今度登場人物紹介で書かせてもらいます。


7/27 世界樹の大きさを

高さ3キロメートル→30キロメートル

幅を500メートル→5キロメートルに修正しました。


現実では有り得ないですか、そこはファンタジーということでご勘弁を

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