始まりの事件3
2145年3月19日AM 10時05分 -戦闘開始!-
バトルスタートだ!こいつがどんな魔法を使おうが関係ねえ!
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」
「・・・やかましいしD○Oみたいだし、とにかくうるさいから自重しとけ。ってうお!」
「俺に気を取られてっとやられるから注意する前に動け!たかが俺らより下の魔法使いだぜこんなの!ってなんじゃあこれえ!」
「・・・まあ能力は確かにあなたたちよりも下でしょうね。でも、魔法はそれを覆せること、まさか知らなかったってことはないでしょう?」
弾丸が分裂したああ!?くそっ、こいつ「分裂魔法」の類の使い手か!結構面倒ではあるな、しかし俺だってそれくらい出来るんだよ!
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄っ!無駄ア!こんなもんこいつで弾き飛ばせるわあ!」
そう言いながら打たれた弾丸をこちらも弾丸を打ち返す!
「・・・そんなもん、どこにしまっていた剛。まあいい俺もさっさと攻撃してやるか。air slash!くらいな。」
何を撃っているかというとPKMという重機関銃だ。この銃は弾数があるけど結構取り回し悪いから弾幕張ったり、援護射撃したりするのに使っている。さらにここに・・・・
「break barreto! 弾の攻撃力強化だ!そいでもって分裂魔法の効力もある!よって逃げ場はねえぜ!メガネの女!」
「ちゃんと八神麗菜という名前があるんだけどね・・・まあ確かにまともにやれば死ぬでしょうね。でも今は残念だけど死ねないのよねぇ。dark shield! すべての攻撃を無効化!」
「げっ、面倒くさいことを・・・・なーんてな。guard break!防御魔法の破壊!」
「俺を忘れてもらっても困るな、くらいなguard break。」
連続して俺らは八神麗菜という刺客に攻撃を仕掛ける。当然ながらシールドは破れ、そのまま命中するところでやつは、
「little warp!瞬間移動!」
まーた面倒な魔法を・・・・リトルワープは短い距離を移動する魔法だ。どこに行った・・・・?
「逃げられた・・・か。」
「そのようだな。・・・だがお前の首を狙っていたということは近いうちにまた来るということか。そういえば剛。」
「なんだ。」
「時を止めているにも関わらず、なぜ奴は動けるんだ?性を持たざる者というわけでもなかろうに。」
「・・・ああそれか。時止めってのは、一部の魔法をかけておくことで効果を無効にしちまうんだ。知っていれば対策は可能ってわけさ。ま、本気出せばその程度の魔法なんて無意味なんだがな・・・・」
「デストロイ・デビル、いやこの呼び名はやめておこう・・・剛にそんな弱点があったとはな。まあいい、質問させてもらうがお前を狙っている奴は組織的なものなのか?それとも個人的な物か?見る限りだとよく分からなかったからな・・・・」
「組織的な物さ。たまに個人的な私欲の奴も来るがな(大抵20秒経たずで終わる。)」
「組織のようなものか・・・名前や正体はわかっているのか?」
「それが奴さん、なかなか正体掴ませてくんねえもんでねえ。苦戦してるわけさ。」
「なるほどな・・・・さっきの八神麗菜という女どこかで聞いたことがある。登録ついでに調べてやるよ。さっさと終わらすぞ・・・・」
「アイアイサー。」
そういう事を言ってから大体5分が経過した。さて、しっかり登録完了したかな?ついでにあの八神麗菜という女性に関することも。
「終わったか?」
「登録に関してはもう終えた。後、八神麗菜についてだがっとやはりか・・・偶然かもしれんがこいつを見てくれ。」
「おう、分かった。」
そう言われると俺はモニターに表示されたものを見る・・・・これって生徒名簿か?どういうことだ?八神麗菜となんか関係でも?この高校にいたってことは生徒か先生かくらいなんだが・・・・
そう、考えているうちに空が
「こいつだ・・・」
そういいながらモニターに指をさした。そこには、「八神柚菜やがみゆな」と書かれていた。1年生のようだがってまさか!
「まさか・・・?」
「さあな、偶然かもしれん。苗字が一緒なんてざらにあるしな。・・・・可能性は否定できない以上何とも言えないんだよ。八神柚菜は確か成績はトップ10の一人だったはずだ、クラスも俺と一緒だし明日明後日くらいにでも聞くとさせてもらう。」
「なるほどねえ・・・・そうそうところで俺のクラスは?」
「目立ちたくないらしいから能力が下から2番目のクラスに入れておいた。6組だ。」
「・・・・は?」
「聞こえなかったのか。6組だ。」
「one more please?」
ドゴオォォ。←空が俺にボディーブローかます音
ゲシィ←俺が空の脛すねに蹴りを入れる音
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
べキバキべキバキべキバキべキバキ。
よきかな男の喧嘩。互いに容赦せずになぐり合っている。とってもシュールすぎる光景で見てる人によっては吹き出すんじゃないかな。まあ、イケメンで、何でもできて、性を持たざる者がこんなことしたら普通の奴絶対驚くだろ。
「いい加減現実見ろ、馬鹿たれ。」
「なんでや!自分なんもして無いやろ!」
「なんで関西弁なんだ・・・・まあいい。ということで明日から頼むぞ・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
といって、時止めが終わり時間が流れていった。俺に集会出ないでおけってことか明日から頼むってのは、そう考えているうちに空は廊下に出て歩いて行った。まあ、目立ちたくなかったからちょうどいいんだがな。でも6組かあ。いいや、別に。しばらく仕事も休むとしておこう。んで、苗字のほうはどうも「琴無」にしたらしい。・・・なんか変なこと言われそうだけど兄弟っていう扱いになってほしいなと思う。いや割とマジで。ってことで先に帰っておくか。
…なんだか気分が乗らないな…