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第4話 水分確保と不可解な出会い

なんだろう…

どうしてこうなったんだろう…

『解、餌があれば増えるのが魔獣の習性です』

朝起きて、昨日にはやる気が起きなかった解体部屋の掃除をしに行くと

一面が蠢く青に埋め尽くされていた…

いや、ナビさん(ナビゲートの事)?

そりゃあ餌があれば群がって増えるのもわかるけどさ

でも増えすぎじゃない?

『解、昨日ご主人様は魔核を放置していきました

おそらくそれが原因でしょう』

ああ、あれか

昨日テンペストウルフの魔核を取り出したんだが、今は全く需要がないからほうちしていた

で、あれとこれはどういう関わりで?

『解、おそらく休眠状態のブルースライムがいたのでしょう

そのブルースライムが魔核の魔力を吸収し、爆発的に増加したのだと考えられます』

うわぁ…

で、こいつらどうしたらいいんだ?

『解、基本的に害はないので定期的に水分確保の為に狩る程度でいいでしょう』

わかった、つまり放置か

『解、それが得策でしょう』

そんなこんなで、俺はその部屋の前にゴムで壁とドアを作り、ブルースライムが逃げられないようにする

全くの偶然だが、水分を確保することに成功したようだ


さーて、そろそろ周辺を探索しますかねぇ

ん?いきなりどうしたかって?

洞窟は割と快適だが、だと言って出来ることも限られてくる

しかも、ここはかなり魔素濃度が高いらしく、下手したら身体に悪影響を及ぼすらしい

というか、レベルアップ時のMPと魔力、魔防値が異常に跳ね上がったのはそれが原因だそうだ

なのでしばらくの目標は

「脱!魔の森」って所か

まあ、この拠点はまだ捨てる気が無いから

厳密には、脱出路の確立って感じかな

で、今はナビィさんの誘導(視界にルートが表示される)で人の気配がする方向に進んでいる

野宿とかできるのかって?

無理に決まっているだろう

「時空間魔法」の「インスタントゲート」で拠点に転移して夜を明かすに決まっているだろうが

まあインスタントゲートは使い捨てだから、到達点と拠点には、しっかりと(ナビィが)マーキングしてあるから、そこにゲートを開いたら問題ない

そんな感じに大体3時間くらいすすんでいると、日も暮れてきたし今日はこの辺りで拠点に帰ることにした

『告、位置情報のマーキングが完了しました』

そう聞いてからインスタントゲートを発動し、拠点に帰ることにする

「インスタントゲート」

そう唱えて目の前にゲートを作り

それを通って拠点に転移してから、最初にブルースライムを倒した部屋に入る

そこには、愛用している硬質ゴム製の椅子があるのだが

そこにはなぜか、見知らぬ少女が座って寝ていた

「何が起こっているんだいったい…」

俺は、思わずつぶやいていた…

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