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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

13体の巨人

作者: ニコラ

閃いたから書きました

病んではいません

ある所に国があった


この国はこの世界で一番大きい国だった


今この国は

村は焼かれ、城壁は壊され、川は赤く染まった


この世界には魔法があった


この国には優秀な人材がそろっていた

すごく平和な国だった


ある所に異世界からやってきた人間がいた

体系は豚のようで、丸々と太っていた

この人間は野心を持っていた

それはこの世界を手に入れること

まともな人間なら考えることではない

だがこの人間は力があった

神様から力をもらったのだ

それはこの世界からすると未知の技術

未来の技術であった

それは、アンドロイドやロボット、果てはホムンクルスまで作れてしまうのだ

しかも簡単に


この人間は国を求めなかった

すべて壊して世界を自分の手で作り変えようとした

自分の望む人間を作り出して

自分の望む世界を作ろうとしたのだ


その人間が眼をつけたのはこの世界で一番大きい国だった

一番大きい国を壊せば世界が混乱に巻き込まれると思ったからだ


人間はそのためにいろいろな方法を考えた

そんな中で目をつけたのは巨人と名付けられた機甲兵だった

30メートルを超える巨体に極太の光線を撃てる装備

この兵器を使えば世界を征服できる

早速この機甲兵を人間は作った



そうして人間の作った巨人はこの国に降り立った

人間は他人が恐怖に染まった顔を見るのが大好きだった

だから巨人は一気に光線などを撃たなかった

村人を丁寧に一人ずつ殺していった

力にものを言わせて握りつぶしてみたり、引き裂いたり、踏みつぶしてみたり

とにかく蹂躙した

そうしてその死体を焼いた



この国の偉い人たちは慌てた

信じられないほどの速さで近くの村が破壊されていくのだ

噂によるとすごく大きな人間の形をした何かが村を壊しているらしい

物見は出したが一人も帰ってこない

たぶん全員死んでいるのだろう


だが安心もしていた

王都の周りには結界が貼ってある

誰も侵入できない

王国はこの結界によって300年間誰にも侵略を受けていない

また、王国には秘匿にしていた魔法があった

集合魔法である

1000人単位で魔力を集め、強力な魔法を放つのだ

これがあればどんな敵でも大丈夫だろうと高を括っていた



巨人はさらに侵略を続けた

もちろん人間はこの光景に満足していた

だが、同じ絵を見続けていたので飽きてきていた

だからさらに巨人を増やした

1体、また1体と増やし続けた

新しい殺し方も見つかった

人間は喜んだ

もう巨人は12体完成していた


そうして巨人は王都に迫った



王都は迎撃の準備をしていた

いくら結界が破られないといっても国の人々の生活に問題があるからだ

とはいっても、結界の内側からは攻撃ができる

絶対に安全なところから攻撃ができるとわかっていた魔法師たちはもう勝ったつもりでいた



巨人とその主である人間は王都が結界でおおわれていることを知っていた

人間は最後の大盤振る舞いなのか今までで最強の巨人を創り出した

性能は今までの巨人たちの2倍程だ

強力な結界も、装備されたレーザーであっさりと打ち砕くことができる

こうして、13体の巨人は王都の周りを取り囲んだ


そうして、攻撃が始まった



王都の魔法師は集合魔法の準備を始めた

使うのは火魔法の集合魔法

巨大なファイヤーボールを打ち込む魔法だ

これを王都の真上に打ち上げる

結界により魔法の炎は王都には当たらないが王都を覆うように打ち込むから

周りの巨人たちは一気に焼け死ぬ

すごい作戦であった


そうして魔法を打ち込んだ


巨人に魔法は直撃した

王都の人々は勝鬨を上げた

あんなにも強力な業火に焼かれたのだ

絶対に破壊されていると思った



だが巨人は現われた

黒いすすこそついていたが

無傷で現れた



王都の人々は慌てた

倒す方法がないからだ

だが、結界がある

もっと人を集めてさらに強力な魔法を放てばいい

そう考えた


だが、その計画はもろくも崩れ去った



巨人の主は総攻撃を巨人たちに命じた

13番目の巨人は結界に向かってレーザーを放った、最大出力で


レーザーは結界に直撃した

そうして、あっさりと結界は崩れ去った

300年間この王国を守ってきた結界はあっさりと崩れた


そうして13体の巨人は王都を蹂躙した

人々を1人残らず殺しつくした



王都は絶望に包まれた


そばを流れる川は血に染まり

防壁は破壊され

死体の山ができ

王都は炎に包まれた


みんな死んだ

他の国は慌てふためいた

王国が滅んだのだ

このような戦力で攻め込まれたら滅びるしかない

どうすればいいのか

皆悩んだ


だが予想外のことが起きた

異世界から来た人間が死んでしまったのだ

人が絶望しながら死んで行くところを見るのが好きな異世界人は

興奮しすぎて心筋梗塞を起こした


現代なら治ったかもしれないが、今の技術では無理だ

あっさりとこの人間は死んだ



主がいなくなった巨人は行動を止めると思われた

だが違った

逆に暴走を始めたのだ

前はめったに撃たなかったレーザーをたくさん撃つようになった


そのせいで、周りの国は王国が滅びるよりさらに早く滅びた


そうして13体の巨人はこの世界を征服した

この世界は何もない

平野になった

そのあと13体の巨人は争いを始めた

まず最初に最強の1体がほかの12体によって破壊された

そうして同じ能力の12体は相討ちを繰り返しすべて破壊された



この世界には何も残らなかった

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