表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雲は遠くて  作者: いっぺい
.
47/292

15章 カフェ・ド・フローラ (1)

15章 カフェ・ド・フローラ (1)


まだまだ、暑い日がつづく、

7月27日の土曜日であった。


時刻じこく正午しょうごころ。


新宿駅・東口ひがしぐち近くに、

カフェ・ド・フローラ(Cafe de Flora)という名前の、

総席数、170席の、カフェ・バーがある。


その店に、早瀬田わせだ大学の、

ミュージック・ファン・クラブ(MFC)の学生と、

OB(先輩)の、クラッシュ・ビート(Crash・Beat)の、

森川純や川口信也たちが、集まっている。


きのうの、7月26日、金曜日に、午前11時のスタートで、

MFC、恒例こうれいの前期・定例ライブが、

ライブ・レストラン・ビート(通称・LRB)でおこなわれた。


そのライブハウスは、森川純たちのつとめる、

株式会社・モリカワが全国展開している、

その中のひとつ、高田馬場店たかだのばばてんだった。


LRB・高田馬場店は、高田馬場駅から、徒歩とほで、

3分くらいの場所であった。


高田馬場駅は、東京都新宿区高田馬場1丁目にあり、

JR東日本の山手線・西武鉄道・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。


その駅前は、早瀬田わせだ大学につうじる早瀬田通りである。

早瀬田通り沿いは、学生向けの飲食店や、

古本屋などが多く立地する、学生の街であった。


昨日さくじつ、森川純が、MFCの前期・定例ライブの開催中に、

MFCの部員の全員を、カフェ・ド・フローラに、招待したのであった。


森川純たち、クラッシュ・ビートも、定例ライブで、

オリジナルの新曲『あなたなしではどうしてよいかわからない』

や、ビートルズを数曲、演奏した。


結成したばかりの、ザ・グレイス・ガールズも、

テネシー・ワルツや、オリジナルの『愛を信じて生きてゆく

(I believe love and live)』などを演奏した。


ほかの部員たちの、ロック、ジャズ、ソウル、ファンクなどの、

臨時のバンドの、セッション(session)があったり、

メンバーも決まって、固定している、バンドの演奏などで、

熱気にあふれたまま、前期・定例ライブは盛りあがった。


そのライブの、無事ぶじ終了しゅうりょういわう、

うたげともいえる、

打ち上げ(うちあげ)が、カフェ・ド・フローラで、

始まっているところであった。


カフェ・ド・フローラは、

料理店と喫茶店とバーを複合させたような、総合飲食店であった。

株式会社・モリカワが、

2013年1月に、オープンさせた店だった。

今年中には、新宿西口店もオープンさせる計画をしている。


オープンと同時に、店は、女性に、圧倒的な支持を受けていた。

そして、女性が集まる店として、男性にも人気がある。


店の名前の「フローラ」には、

ローマ神話の中の、花と豊穣(ほうじょう)と、春の女神めがみ

という意味がふくまれている。


そんなイメージにふさわしく、店内は、あかるいはなやかさや、

清潔感で、居心地いごこちの良い店だった。


リーズナブル(手ごろ)な価格の料理や飲み物も、おいしかった。


さらに、客の評判なのは、てきぱきと、

テーブルのサービス(もてなし)をする、

スタッフ(担当者)の、うつくしい服装や、

身のこなしなどであった。


スタッフは、ウェイターとウェイトレス、

若い男女による給仕きゅうじたちであった。


≪つづく≫ 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ