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雲は遠くて  作者: いっぺい
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184章 雅(みやび)は 愛と自由と平和の思想だと 信也は思う

184章 みやびは 愛と自由と平和の思想だと 信也は思う


 8月15日 の 日曜日。朝から 雨が 降っている。

午前7時を過ぎたころ。川口 信也 は ベッドの中で 目覚めた。


 信也は 森下 きな との 二人だけの バイク・ツーリングする予定だったけど、

連日の雨で、それも中止だ。

 

 二人でよく行く ツーリング コースは、サザンの 歌詞にも 出てくる

海岸 道路の 国道134号、神奈川県の 鎌倉、江の島とかの 湘南 エリア だ。

信也と きなの 住んでいる 下北沢から 2時間も 走れば 湘南だ。


 信也は、昨夜も、みやびについて考えていた。

 

 みやびは 日本の 伝統的な 美的 理念の 1つだ。


 現代語としては、雅 という言葉は 日常 ほとんど 使われない。

その意味は、「優雅さ」「洗練された」「礼儀 正しさ」

時には「甘く 愛する人」などの 意味と 解釈されたりもする。


 今年の 5月に 信也は 、 NHKの『100分 de 名著・伊勢 物語』を見て、

それから、みやびについて、時折、考えている。


 この番組の、ゲスト 講師は 小説家の 高樹たかぎ のぶ子だった。

2020年に、高樹 のぶ子は、日本の 美の 源流をよみがえらせた

『小説・伊勢物語・業平なりひら』を 書いていた。


 平安時代に 作者不明で 書かれた『伊勢物語』は、

雅 (みやび)という 日本 古来の 美意識を 大切にして 生きたという

実在の歌人・在原業平ありわらのなりひらといわれる 恋多き 男が 主人公だ。


・・・雅とは、ひとこと で言えば、歌 や 芸術を 絶対的に 肯定する 思想だと思う。

つまり、いい えれば、

真 善 美を 愛する 思想と いえるだろう。

個人の 自由 や 愛 や 美 を、大切にする 生き方といえるだろう。

それは、

ひとり ひとりの 個人や人間を大切にするという 思想であって、

人間 や 生物の、母や父でもある 自然を 大切にすることでも あるよね。


また、芸術とか 音楽とは 何か?といえば、それは、ひとこと で 言えば、

『 楽しさの 追求 』と いえるだろう。

つまり、楽しい人生 や 生活を、みんなで 続けていくための、

手段 や ツールであって、それが 芸術であり、音楽であるということさ。


それなのに、世の中は、いつまで っても、

戦争 だとか 政治や 権力の 闘争だとか、冷酷な妄想だとかの、

下劣な 欲望のままに 生きてるような人間たちに、汚されているよなぁ。


 まあ、オレは、楽しく 音楽 やって行く しかないかぁ。笑。・・・


 信也は あらためて、みやびは 愛 と 自由 と 平和 の 思想だと 思う。


☆参考文献☆

<1>『伊勢物語・在原業平・恋と誠』高樹のぶ子 日経プレミアシリーズ

<2>NHK テキスト『100分 de 名著・伊勢 物語』


≪ つづく ≫ --- 184章 おわり ---


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