表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雲は遠くて  作者: いっぺい
.
268/292

169章  All You Need Is Love ( 愛こそは すべて )

169章  All You Need Is Love ( 愛こそは すべて )


 川口信也 と 森下 きな は LINE のメールを 毎日 続けている。


「 やっと ベッドに 入れたよ。

きな さんは お勉強ですよね。(^-^)


ぼくは「檸檬」(レモン)っていう 10ページ もない

短い小説を 読んでいて さっき 読み終わった。


東京の 丸善という 書店の中で、画集を見ながら、

その本を 積んで、てっぺんに、黄色い レモンを 置いて、

その レモンを わざと 置いたままにして、店を出るっていう話ですよね。


その レモンを 爆弾だと 想像して、丸善の 書店が 爆破されるって

空想しながら、また 街を 歩くって 話。


作者は、梶井基次郎って人で、今でも、天才だって、言われてる。


もう 100年前の人で 30歳くらいで 夭折ようせつで 亡くなったけどね。


さだ まさし の歌に「檸檬」てってあるよね。

その歌は、この小説が、もとになって作られたそうです。」


 信也は、さだ まさし の歌の「檸檬」の動画と

青空文庫の 梶井基次郎の「檸檬」を、共有にして、

きなの LINE に 転送した。


「 さださんも、梶井が 好きなんだろね。


その『檸檬』って小説に、レモンの黄色い色や

紡錘形ぼうすいけい恰好かっこうが好きで、

非常に幸福であったって書いてあるんだ。


人は 美しいものに 愛を感じて 幸福になるんだろうね。


愛って ひとことで言えば、アルボムッレ・スマナサーラっていう

スリランカの仏教の長老さんは、わかりやすくって。いいこと言っている。


『愛している』を わかりやすく具体的に言ったら『必要な存在である』

ということだと私は思います。だってさ。


ウィリアム・エヴァレットという上智大学の教授で日本に帰化した人の本に

『生きることと愛すること』っていう いい本があるんだ。


この本の終わりには、『 経済制度と愛 』と 題して、いまの 資本主義や

社会主義に対して その欠陥に 警鐘を 鳴らしているさ。


『私たちは、自然のなかにも芸術のなかにも、そして仕事のなかにも、

その美の暗号を解き、愛の言葉を読みとれるように、

心の目を養わなければならない』って書いてある。


ビートルズの 歌に『 All You Need Is Love 』

( 愛こそは すべて )というのがあるんだけどね。」


 信也は、ビートルズの 『 All You Need Is Love 』の動画を、

共有にして、きなの LINE に 転送した。


「『 愛が あれば それでいい。愛 さえあれば

何もいらない。愛 こそは すべて。』

って、歌っているけどね。


そのとおりだと思いますよ。ぼくは。


この 世界は『 愛 』で、できているんだと思うんだよね。


ぼくは きな さんを 愛して、

『 愛 』の大切さとか 不思議さとか 神秘さとかを 感じている。


これって、理屈とか理論とかでは、説明できないようなことだよね。


「愛」は 感じることから、始めるしかないのかもね。


だから、人によっては、愛なんて、ないものだし、

愛を 感じる人には 愛はあるのだし 存在するし 大切なものなんだよね。


やっぱり ビートルズは 偉大だと思う。


愛こそ すべてだと思うよ。

きな さんを 思っているときが、ぼくは 1 番 幸せを感じているから。(^-^)

ビートルズの歌のとおりです。


きょうも 元気に 楽しく ガンバろね。」


「うん」


 信也の 長いメールに、きな からは、そう メールが 届いた。


☆参考文献☆

<1> 生きることと愛すること  ウィリアム・エヴァレット 講談社現代新書

<2> 最良の選択 アルボムッレ・スマナサーラ 誠文堂新光社


≪ つづく ≫ --- 169章 おわり ---


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ