第二十一章、永遠の誓い
避雷針から..ファーストラブ オリジナル
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半年が過ぎて..
小百合と、真は、デリックに就職が決まっていた。
もう卒業シーズン。学級内も卒業、就職、進学と忙しい生徒達で溢れ返っていた。
斉藤と恵美は、同じ大学に進学する事になった。
そして...と或る日曜日の出来事。
聡と香菜は、暖かな風が包む明治通りに佇んでいた。
そう、あの場所で..。
去年とまったく変わらない、合いも変わらず若者達の人通りが多い、
少し広くなっていた空間、二人はお互い見つめ合っていた。
聡、「たかが一年だけど、普通では体験できない事、沢山経験したな..
今が人生の中で、大きなポイントだと思う」。
香菜、「聡君がここで、私の閉ざされていた扉を開けてくれたの..同時に私の蟠りと共に
普通の人が味わえない、喜びも私に与えてくれた..。鍵は探すものではなく、自分が作り出す物..
それは、神が与えた試練を超えて行くカリュクラム..私はそう思っているの..」。
二人はその時、抱きしめ合った。
そして人並みが激しいこの通りでキスをした。
キスを終えると、聡は徐にズボンのポケットから、小さな箱を取り出した。
その箱を開けると、結ばれる証が入っていた。
それを掴み香菜の左手を持ち、薬指にはめた。
香菜はさりげなく、結ばれる証を見つめた。
すると聡に顔を静かに向けて行く。
香菜は聡の顔を見つめると、涙が零れ落ちた。
聡、「結婚しよう、南の国で..」。
香菜は、大粒の涙が溢れ、
「この時を私は、待ちわびていました。喜んでお受けいたします」。
二人は万感の思いを込めて、抱き合ったのであった。
そして..一年が過ぎた。
恵美が大学のキャンパスで、休み時間エアメールの封筒を開けた。
『PS 白畑さん…
私は今オーストラリアで、美術系の学校に通っています。
聡君も、慣れない国で、建設の仕事に追われています。
学校が、終わると母親と免税店で働く毎日です。
今度五月に、結婚します。
その時はよろしくお願いします。
追伸 ...
ごめんなさい、あなたの心の友を、奪ってしまった私..。』
恵美は微笑んで、手紙を畳んで封筒に閉まった。
恵美、独り言で「香菜ちゃんには、叶わないな..私より強いから..」。
五月十三日香菜の誕生日、オーストラリア、海が見える教会にて..
聡はタキシード着て、香菜はウエディングドレス、二人腕を組、教会の祭壇に上がった。
牧師の近いの言葉が始まる、聡に..「In the presence of God and before these people, I
satosi renew my promise to take you kouna,as my wife, to have and to hold,
from this day, for better,for worse,for richer,
for poorer, in sickness and health,and to love and cherish you forever.?」。
聡、「I swear」。
香菜に..「In the presence of God and before these people,
I kouna renew my promise to take you satosi,as my husband, to have and to hold,
from this day, for better,for worse,for richer,
for poorer, in sickness and health, and to love and cherish you forever.?」。
香菜、「I swear」
牧師は、「Exchange of athe ring 」。
そして指輪の交換を終えて、聡はさり気なく、タキシードのズボンのポケットから、
首飾りを取り出した。
それは黒く煤けただ十字架に、新しいリングを付けた物だった。
それを、香菜の頭に通した。
聡、「同じ過ちは犯さないよう、お守りとして首に掛けておくよ..」。
香菜は微笑んで、「同じ過ちを起こさないよう、この首飾りを、
そしてあなたを、心から大切にする事を誓います」。
そして二人はキスをした。
永遠の誓いを終えた二人は、永遠の恋を、そして永遠の愛を誓うのであった。
(作詞 川坂 香菜 シャイニーパステルムーン)
この物語はフィクションで有り 登場する人物は一切存在しません!
(作者:ShinyPstelMoon 松本誠也)
この物語は 作者:松本誠也(ShinyPstelMoon)
処女作品です。
書き始め:2002年
初完成日:2004年8月26日
初公開日:2005年1月28日
http:blogs.yahoo.co.jp/kome125
現在ver3.0
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




