第十八章、感謝3
避雷針から..ファーストラブ オリジナル
http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html
それから一週間後…
八月も半ばに入り、テレビ撮りを控えていた聡、香菜だった。
情報を聞きつけた学校のファン達がスタジオに来ていた。
今、聡を本当意味で心から、支持する下級生達だった。
恵美、美紀、斉藤、小百合、真もテレビ局に来ていた。
下級生の一人が、斉藤と恵美に、「先輩、これで良かったのですよね?」。
恵美に問いかけると、恵美は優しく微笑み頷いた。
この番組は、新人アーチストを取り上げるもので、
各メジャーになったアーチスト達が、並んでいた。
その中で、後ろの席に着いていた二人であった。
ロック、ポップス、ヒップホップと、さまざまなジャンルが、
一食単に紹介される、昔から良く在るローカル番組であった。
六人目のアーチストが紹介されて、司会者が、
「次のバンドは、キャンユー、あ..間違えました!」。
そう言うと、スタジオに居た皆が笑った。
司会者が、持っていた紙を見て、「次は、サプリのお二人です」。
そう言うと同級生達は、はしゃいだ。
関係のないファン達は、この二人の魅力が解らず、
そのはしゃいでいたファン達に、冷たい視線を送った。
司会者は、「皆さん、この二人がこの中で、一番オリコン順位が高いのですよ」。
そう言うと、関係のないファン達が、「えー#!と叫んだ!」。
そのファンを、同級生達のファンが睨んだ。
司会者が、「聡君昔は、パンクのボーカリストだったんだよね」。
聡、「ええ、インディーズのクラウのボーカルでした」。
関係の無い数人のファン達が、「あー!」っと指差して声を上げた。
その声を上げたファンが、周りのファンに言い継げていた。
このスタジオにざわめきが走る。
そして一斉に、「聡くーん!」と、ここに居たファン全員が声を上げた。
司会者は呆気に取られていた。
聡は司会者から、マイクを取り上げて、
「皆な聞いてくれ、二月の初めに、ドラムスの浩二とやり合って、
屋上で落雷に遭い、あいつ無くして、自分を振り返って反省した。
それは浩二の事も、俺がバンド仲間に対しても、高飛車になっていた事も。
俺は振り返って見ると、口ほどにも無い事が良く解った。
『俺が居るからバンド在るんだ!』。とまで思った事も有った。
いざ、浩二が死んで、バンドのメンバー不振になり、俺一人になると、
何にも出来ない俺が居た。その時初めて自分の浅はかさが、よーく解った。
落ち込んで、学校サボって、明治通りふら付いていたら、
この子、そう香菜が携帯なくして跪いていた。
探して拾って上げたら、切ない顔していた。気持ちは俺も同じだった。
でも香菜はそんな俺を励ましてくれた。自分が辛いのに、
いや..俺なんかよりも辛い事抱えている事知った。
俺の今までの行い全部話して、でもこんな馬鹿な俺を信じて、
励まして、愛してくれた。俺にとっては掛け替えの無い子だ。俺はこれから、
メンバー大事にして、香菜が書いた歌、歌って行こうと思っている。香菜は言語障害なんだ!
だから俺達の名前はサプリメント、略してサプリ、意味は補いさ、
今度は俺じゃなく、この子を慕って上げてくれるか..俺は単なる、おちゃらけ野郎だからさ..」。
聡は学校で下級生のファン達に話した事を、そのままここでトークした。
ファン達は静まり返ったが一斉に、「サプリ応援するよー」と、声を上げてくれた。
聡は、「歌います、あなたの海に浮かべて」。
そう言うと後ろに座っていた香菜が、ギターを弾き始めた。
パンクバンドの時の聡とは違い、穏やかに歌う女性の曲、
ファン達は静かに聡の歌う姿を、見つめていた。
愛しい人が隣で眠る毎日を
I who hope 心に刻むの
朝、顔を近づけ見つめると
深い眠りに落ちていた彼が愛しくて
私は、その頬にキスをした
さり気ない事が、幸せと感じた時
心を満たす何かが有るのだろう
今、満たされる私の思いを感じてくれたあなたは
迷うことなく心と共に捧げるの
この世に生まれて一番愛した貴方に
捧げた喜びをI do not forget it
I cut it in heart I never forget it
彼は少し眼を開け、私を抱き寄せた、
私は目を瞑る彼に
愛してるって聞いたら眠ってた
一人じゃない私を感じていたいの
何時までも遠く輝く星の様にwish it to God
あなたに問いかけたの
Friend of your heart be only me何時までも..
ささやかな恋の行方は、あなたの心の海へ解けて行く、
そんな時が続く毎日が欲しいの
あなたの広い心の海に、私を浮かべて居て欲しい
沈まないように、荒れない様に
優しく包んでそして
穏やかの海を演じて欲しい…
そう..あなたが私を見つけたの
やるせない世界からから私を
もう雨でもいい、闇でもいい
側にいて居て私を抱いていてくれればいい
大人しくしてるから
あなたの温もりさえあれば
優しいあなたがいれば何もいらない
I am believing eternal love
歌い終わると、歓声が上がった。
司会者は、「サプリのお二人でしたー」。と、言い終えたがその歓声は、
何時までも続いていたのであった。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




