第十四章、つて4
避雷針から..ファーストラブ オリジナル
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真、「親しかった男は別にホモじゃなかったから、その男に彼女が出来たら、
気が狂った様にバイトと、自主制作で稼いだ金つぎ込んで、ホストに通い詰めて、
高校卒業してから完全女になったんだと!その親しかった男もスタジオドレッソで、
パンクやっていたらしくて、だから大崎さんにその好きだった男を聞き出して、
その男から藤岡美紀に口聞いてもらえば..」。
聡、「お前の考え方..浅はか過ぎなんだよ#!」。
聡はそう言って、携帯を切った。
聡は周りを見渡し、「はー..」と、ため息を付き下を向いてしまった。
小百合、「どうしたって?」。
聡、下を向きながら、「言いたくない!」。
恵美が呟いた、「話してよ..」。
聡は下を向きながら、顔を強張らせ恵美の顔を見た。
聡、「藤岡美紀の本名は、緒方大輔。高校の時から女っぽくて、周りから敬遠されていたそうだ。
高校の時、親しかった男が居たんだとさ..。
だけどその緒方、今の藤岡美紀は並外れた音楽センスを持っていて、
その美紀が好きだった男は、ただ音楽繋がりだけだったんだと。
親しかった男はホモじゃないから、彼女が出来とたん!美紀はホスト狂いになって、
卒業してから、あーなったんだって!」。
小百合、「あのばか#!『その男見つけろ!』って、言ったんでしょ?。
昔から考える事、単純なんだから#!人の気持ち考えないで..」。
斉藤、「つまり浩二が言っていた、『騙された!』と言う事は、捨てられたのじゃ無く..」。
聡、「言えないなー..そんな事、言ったら周りの影響が..」。
恵美、「あいつ生きていたら、ボコボコにしてやるのに、
私の事メチャクチャにしたの、はらいせだったんだ#!最後に
『大人の体はいい!』なんて、ホザキやがってー#!」。 そう言ってまた泣き出してしまった。
小百合、「あいつ..天罰が下ったみたいだね」。
恵美が鼻を啜りながら、「私もよ..」。
聡、「結論を言えば、皆なそうなるだろ!」。
その時、皆なため息を付いた。
斉藤、「人間の欲望って、悪魔になる事と言って、間違いじゃないかもな..俺もそうだったし」。
そう言いながら聡を見て頷き、聡も頷いた。
恵美が突然、「私、話してみるよ..」。
聡、「話すって?まさかお前..」。
恵美、「そー、藤岡美紀と話するの..」。
小百合、「でも、なんの接点も無いのにどうするの?」。
斉藤、「大崎さんと言う人に、相談するのか?」。
恵美、「近づいてみる!」。
斉藤、「女は嫌いなんじゃねーのか?そう言う奴は特に..」。
恵美、「接点は有るよ..捨てられた繋がり!」。
小百合、「ある意味、共通点かもね..確かに」。
聡、「恵美の耳に入れるの悪くて言わなかったが、
真の話で浩二、その美紀とベットで共にした時、『浩二君なら、私を解ってくれると、思った』と、
言われたらしいぜ..」。
恵美、「私、幼過ぎたのよ!その時は..今でもあんまり大人じゃないけど」。
斉藤、「いや..そう言う問題か?」。
小百合、「結果的には浩二が巻いた種が、皆な狂わせたって訳!
ただ皆が今、共通している事は、純真な香菜ちゃんの願いを、
叶えて上げたい!それじゃない?」。
恵美、「浩二が仲間を引っ掻き回して、私が更にそれを煽って、
香菜ちゃんが皆を癒した..違う?」
小百合、「そうだよ!良く考えて見れば、香菜ちゃんを聡君が見つけなければ、
今頃仲間内の状態は、考えたく無いほど泥沼よ!」。
斉藤、「言たくないけど..細かく考えて見たら、香菜ちゃんが居なかったら、
俺は恵美の取り合いで、聡とやりあっただろうし、恵美も以前の浩二と聡みたいに..。
いーや!俺は恵美に後ろめたい事は無いから、下手すりゃー恵美を..」。
聡、「その前に俺は真とやりあってたよ。この前..俺の家いきなり上がり込んで、
無理にでもバンド続けさせようとして、部屋に乱入して来たら、香菜が居て、大人しくなったんだ」。
恵美、「私もそうよ、後輩から..。[原宿駅で聡君見た]って、メール来て、[後つけて!]
ってメール返して頼んだの、そうしたら、ずーと五分事にメール送ってよこして、
[今、女の子の落とした何か捜して上げてる]って、メール返って来たの。
ハンバーガーショップまで付けてくれて、そっと気づかれない様に二つ席を空けて、
聡君と香菜ちゃんの会話、盗み聞きしてもらっていたの。その時しっとしていた。
でも次のメールから私、自分を考え直したの。
[聡君、言語が不自由な女の子、一生懸命庇ってた。白畑先輩より、地味で目立たない子で、
涙拭いて上げてる]って。私その時初めて、今までの聡君の優しさは、
本当の愛情だと解った瞬間だった。
後輩にメールで、[有難う、この礼はするから、後つけるのもういいよ]。
そう打って、自分を振り返ったの」。
聡、「斉藤と俺がファミレスで、後輩に探らせていたのは、
実は香菜に対しての、俺の愛情はどれくらいか知りたかった。それが本音か?」。
恵美、「そうよ..そこで二人が直ぐ店を出て、やりあったら『携帯して!』って頼んだの、
やり合わなかったら、香菜ちゃんの愛情強いと感じていたから..」。
聡、「恐れ入った!だから俺がファミレス出てから、確認したくて後輩に後付けさせて、
しばらくして、俺にメールよこした。[今、会える?]
呼び出す所は決まって、斉藤と話をした環八千歳台のファミレスか?
座る所は人目に付かない奥の席。そこで計画としては聞きたかった。
斉藤とやりあったかどうか?」。
斉藤、「やらなくて良かった!香菜ちゃんのお陰。待てよ?
そうすると聡..俺がレジ行こうとした時、俺に何か言おうとしたのは、
実は香菜ちゃんが居る事を言いたかった!..と言う事か?」。
聡、「あー、斉藤の読み通りだ!」。
小百合、「恵美、今まで自分のして来た行いを考えれば、聡君を攻める事は出来なかった!」。
恵美、「そうよ..気が小さい事が過ちを犯していたのじゃなく、
ただあの時から卑怯になっただけ!それが本音よ、
それを気づかせてくれたのも、元はと言えば香菜ちゃん!」。
聡、「いや..皆な違うな!」。
その時、周りが聡に注目した。
聡、「神が与えた試練だ..な!香菜..」。
そう言って、香菜を見つめた。
聡、「一つ大事な事を忘れているぜ!事の発端は落雷..そう避雷針だ!」 周りが絶句した。
聡、「神が浩二には運命を与え、俺達には試練を与えた、きっと生まれ変わって来たら、
浩二がその人に尽くし、その人は尽くされた喜びを、得てゆく事を神は与えて行くだろう。
初めて香菜と出会った時、ハンバーガー屋で香菜にそう言われたよ!」。
そして恵美が、香菜の所に行き微笑んで、
「私が貰って来た聡君の優しさなんか、問題じゃないくらい、聡君に優しさ貰って」。
いきなりのそんな恵美に、驚いたような面持ちで香菜は頷いた。
恵美、「とにかく藤岡美紀と、なんとかアポとって見る」。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




