表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/88

第十三章 噂

避雷針から..ファーストラブ オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html

新学期が始まり、仲間達は高校生活三年目を今日から迎えた。


クラスも進学する大学、専門学校、或いは就職するための専攻分野事に分かれた。


聡は父親のコネも有り、建築設計の専門分野を目指そうと、それに属するクラスに入った。


小百合、真は情報通信関連の、専門分野を目指したクラスに籍を置いた。


相変わらず賑やかい教室内は、ひそひそ話が聡の脳裏を掠める。


(聡君、変わったね!)


(アイツ、すげー落ち着いたな!)


(恵美、この頃斉藤とやけに仲いいよ!)


(わけわかんない、恵美)


気が滅入ったのか、聡は廊下に出て行ってしまった。


その姿を噂した生徒達が見ていた。


廊下に出ても、似たような噂が聞こえて来た。


(アイツ、斉藤とやり合ったって?)


廊下で噂している男女三人が、聡を遠くでチラチラ見ていた。


聡は、“ふー”とため息を付いてトイレに向かった。


すると能天気な、加藤 克が用を足していた。 


加藤、「よー、あれから調子いいみてーだな..」。


聡、ため息を付き、「色々遭ったよ..」。


聡は加藤から二つ置いて、便器に立った。


加藤、「恵美とどうなったんだお前?斉藤がこの頃、恵美と、とてもよろこばしい間柄の様だが..」。


聡、「あー、別れたよ..」。


加藤、「へー、そーか~..恵美あれじゃーな..」。


聡は加藤の顔を見て、苦笑いをし頷いて、「今度は斉藤で収まるよ!間違いなく..」。


加藤、「そ、そーかなー?あれと付き合うと多難だな..。珍走爆裂ギャル!」と、


首を傾げてそう答えた。


そして、チャイムが鳴った。


聡と加藤は同じクラスになり、新しい教室に入っていった。


このクラスの新しい担任が、入って来た。


新学期を向かえたとは言え、春休みが終わった次の日である。


生徒達は皆な、だるそうな顔をしていた。


無論、聡も同じである。


この教室の、窓が開けられていた。


そこから、心地よいか風が流れてくると眠くなる。


この教室の誰もが、教師の話を真面目に、聞いている生徒は居なかった。


まだ、新学期が始まったばかり、授業も午前中で終わる事になっていた。


最後の授業が終わり、小百合と真が、この教室に入って来た。


聡は、机の椅子から立ち上がり、「一昨日は済まなかったな、お陰でアイツも喜んでいたよ」。


真、「まー、これからどうなるか解んねーけど、あの子次第だな」。


小百合、「大丈夫だよきっと、香菜ちゃん、才能あるから、後は売り方次第だよ」。


聡、「それは、世の中の人が、どう判断するかだな」。


小百合は、ほのかに、新しいメンバーの成り立ちに、心が弾んでいたのだった。




そして..新学期の軽い授業も終わり、教室に居た生徒達は、背伸びをしたり、


話をしていたり、椅子で寛いでいる時だった。


またもや例のごとく、女子生徒たちの甲高い声が、廊下から響いてきた。


そして例のごとく、言うまでもない。


この教室の窓際で、小百合と真と聡が、話をしている最中、


数十名の下級生の女子達が、聡に群がり、聡は怖気づいた。


一斉に、「三年生おめでとう」と、大した事ではないが、


ただ聡の顔を見たくてやって来ただけである。


ファンの一人が、「また、新メンバー入れて、クラウ再結成するんですよね?」。


聡は、「は?..誰がそんな事、言ったの?」、と尋ねると、


ファンの子達は顔を見合わせて、皆な噂しています。


聡、真、小百合は顔を見合わせた。


そして聡が、「実は浩二が無くなって、俺達変わったんだ!」。


その時ファン達が一斉に、「えー」と、叫んだ。


ファンの一人が、「じゃー解散ですか」。


聡、真と小百合の顔色を伺い、ファン達に、「ごめん」と、深々と頭を下げた。


ファン達は、皆なしょげた。


すると、斉藤と恵美が、教室に入ってきた。


ファン達は、お偉い方が登場したと言わんばかりに、一斉に左右綺麗に両側に掃けた。


斉藤、笑いながら、「お…お前、合い変わらず、


エライい人気者だな。恵美も相変わらず、すげー威厳」。


聡は苦笑いをし、「そ..そんな事ねーよ」。


そして恵美が、「香菜ちゃん…」と、言いかけた時だった。


ここの担任が、女の子を連れてやって来た。


そう、その女の子は、紛れもなく香菜だった。


担任、「この子、言葉が不自由みたいで、職員室来て紙に風間 


聡君のクラス教えて欲しいと尋ねて来てね..」。


ここに居た教室の皆が香菜に注目した。


聡とその仲間内が、「あ、済みませんと」と、担任に陳謝して、担任が香菜に、


「いいね?」と、問 いかけると、香菜は担任を見て深々と頭を下げた。


そして聡の所に、俯き加減で教室に入り、


両サイドに掃けていた下級生達の間を、ゆっくりと歩いていった。


聡は、「学校もう終わったのか?」。香菜は少し俯き頷いた。


聡の脳裏に(展覧会開催しているのだけど、私、説明出来ないいから..) 。


下級生達は、一斉に顔を強張らせながら恵美の方を見た。



恵美は、「お久しぶり、元気みたいね!」と、問いかけると香菜は頷いた。


すると聡は、香菜の手を持ち引き寄せた。ここに居た生徒達は皆注目した。


聡は注目している皆の顔を見て、「俺達今度、この子と二人でやるんだ、コンビ名はサプリ」。


すると当然周りに居たファン、クラスの皆が驚き、


お互い隣同士の生徒と、その意見を交わしていた。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ