表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/88

第十一章、バックアップ6

避雷針から..ファーストラブ オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html

この二人は食べ終えて、店を後にした。


聡は香菜を気遣い、「トイレいいか?」と、尋ねると。


香菜は、「はいほうふ」(大丈夫)。


そして二人は、決まっているかの様に、渋谷駅方面に向けて歩いていった。


聡はこの周辺の、色んな言葉が脳裏に走る中、聞き覚えの有る声が、繰り返して脳裏に走った。

(振り向いて、振り向いて)。


聡、「ん..?」


聡は歩きながら、何気なに後ろを振り向いた。


すると真後ろに、斉藤と恵美が立っていた。


聡は立ち止まった。


斉藤、「よー!かわいい子じゃねーか..」。


恵美少し俯いて、聡と香菜に近づいた。


恵美は香菜に、「始めまして!」。香菜に頭を軽く下げた。


香菜も軽く会釈した。


斉藤、「恵美の後輩が、[原宿駅で聡君と、彼女見かけた!]って、メールくれたんだ!


必ず明治通り抜けて、渋谷駅に向かうと仮定して、渋谷駅からここで張ってた訳さ!」。


恵美は改めて、「聡君..今日改めて、けじめ付けようと思ったのだから..


ここでちゃんと彼女と聡君の前で、お別れを告げに..」。


聡は何時もと違う、恵美の面持ちと口調で驚いた。


同時に切なさも増して行った。


聡、「何だよ!急に改まって..」。


斉藤が、「色々恵美から聞いたよ!今までのお前との付き合いと、お前にして来たひでー事と、


浩二の事もぜーんぶな!疑う所が有ったら聡にも小百合にも真にも..後輩にも聞けってさ!」。


恵美、「香菜さん..私があなたの大事な人の心を、傷つけ来た女です。あなたのその表情で、


あなたの聡君に対しての思い..伝わります。私も昔は素直で純でした。


でも..昔中学の時に付き合った彼氏が..私を変えました」。


聡は顔が強張り、香菜は聡に寄り添った。


聡、「何言ってるんだよ#!お前..今日真剣におかしいぜ!」。


斉藤、「さっき、小百合からメール来たんだ。恵美の携帯に、


[真に,TELして、聡君の事聞いて]ってさ..」。


恵美少し目を瞑り、そっと瞼を開いた。


「私は臆病で..それでいて我がままだったの。でも聡君そんな私を許してくれていた。今思えば、


馬鹿だったと思う。でも聡君の優しさは、浩二君なんか問題じゃなかった。


臆病な私が聡君を振り回し、傷つけていた事に私は罪を償いたい。


どんな時でも私を側に置いていてくれた事..感謝したいから。


香菜さん、こんな私から凄くお願いが有るの。


それはね!聡君が、周りの女の子に騒がれても、


聡君を信じていてね。二年間付き合って来た私が、絶対に保証する事は、


聡君はあなたを絶対に離さない。あなたが好きでいる限り、あなたが聡君を愛しているなら、


聡君は何時でもあなたを、側に置いてくれるから。聡君から離れちゃだめだよ..」。


恵美は涙ながら語った。


その真剣な眼差しを見て、香菜は恵美のその言葉を心に据えた。


聡は切ない顔に変わり、恵美を見つめた。


聡を涙ながら見つめていた恵美が、「ごめんね、今まで有難う..」。


聡、「ああ..」。聡はこの場で恵美に掛けられる言葉は、それしか無かった。


長い浩二との、三角関係でのやり取りの中で、まとまった答えが浩二の死..。


それはあまりにも、浩二と自分との無常な神判。故にそう思いたくない聡だった。


恵美、「香菜さん幸せにして上げて..」。


聡、「恵美..殴って悪かった!」。


恵美、「馬鹿#!香菜さんの前で言う事じゃないでしょ#!」。


聡、「恵美が正直に言うなら、俺もお前にやった事、正直に話しただけさ..」。


恵美、「さようなら..あなたと過ごした時間は、幸せだった。


大切にしてよ、私なんかよりもずっと..」。


聡、「大切にするさ!必ず..どんな事があろうと..」。


恵美が手を差し出すと、それを見た聡もそっと手を差し出した。


二人は握手をしながら、聡は、「じゃー..」。


恵美は涙を手で拭い、頷いた。


斉藤、「聡、また四人で飯食いに行こうぜ!」。


聡、「おう!」。


そうして恵美と斉藤は、反対方向に歩いていった。


浩二の死が皆を思い起こさせ、香菜が新たな仲間達の目的を、作り出したのであった。

この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ