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第十一章、バックアップ3

避雷針から..ファーストラブ オリジナル

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html

作詞:川坂香菜 ピエロ 

(Shiny Pastel Moon)

 


 はじめて会ったあの人は


 不思議な天使..


 私にときめきをくれた人


 わたしの願いを叶えてくれる


 私を包んでくれた人


 温もりを与え続けてくれた



 

 優しく包むあの人はピエロ


 おどけてた、辛い過去を


 背負って孤独な私を解き放つ


 過去に囚われて居ても私を癒す

 

 悲しき天子...囚われないで

 

 過去は、戻らない、悲しい定め



 


 時に運命は荒れ果てた


 道を歩き続けるジプシーの様に


 名も知らぬ土地にさ迷い


 当ての無い旅を続ける

 

 孤独な旅の踊り子の様


 踊り踊らされた果てには


 孤独と言うな名のシナリオを与えられる


 人生の物語は、名も無き詩の一説


 ある日突然運命が下され


 無くした愛を暖め続ける孤独な女は


 ピエロを包み癒してた。


真は、「お前…」。

 

真は自省に更けた。


真、「悪かったよ、お前がそんなに悩んでいたなんて..」。


聡、「誰にも言えないだろ!そんな事...」。

 

真、「何処で知り会ったんだ?」。


聡、「明治通りで、携帯無くして跪いて探してたんだ」。


 真、「そうか…」。


真は改めた面持ちで香菜に、「こいつ、優しくて正直なんだ!だから愛した人に、


一所懸命になり過ぎて、空回りしてさ!でも悪い奴じゃないから、


一人の人一生懸命に庇うんだ、時々それが痣になる事も有るけど、でもいい奴だぜ!」。

 

聡はその真の言葉に、何と言っていいか返答に迷ったが、「真、済まない!いつも自分勝手で..」。


香菜はその時、真を始めて真っ向から見届けた。


真が、「あー、確かにお前の言う通りだ!バンドを盛り上げる事しか、考えて来なかったな俺は..


大崎さんの言う通りかも知れん!何処まで言っても同じ事だ。


お互いばらばらな事、考えてい居たな、そうだった、俺達皆な欲が狂わせた。


確かに思い返してみれば、最初はチョボチョボだったけど、帰り際、


ファンが二~三人着いて来てくれて、応援してくれた時には、


皆でお互いを認め合っていたな!もう遠い過去になった」。


聡、「曲つけて貰いたいのはこれさ!」

 

聡は、もう一枚の原稿用紙を真に渡した


 


 あなたの海に浮かべて   作詞 川坂香菜


 

 愛しい人が隣で眠る毎日をI who hope 心に刻む私


 私は、その頬にキスをした


 さり気ない事が、幸せと感じた時


 心を満たす何かが有るのだろう


 今、あなたが愛しい


 


 彼は少し眼を開け私を抱き寄せた私は目を瞑る彼に


 愛してるって聞いたら眠ってた


 一人じゃない私を感じていたいの


 何時までも遠く輝く星のように


 あなたに問いかけた



 ささやかな恋の行方はあなたの心の海へ


 解けて行く、そんな時が


 続く毎日が欲しいの


 あなたの広い心の海に


 私を浮かべて居て欲しい


 沈まないように、荒れないように


 穏やかの海を演じて欲しい



真、「この子と、組んでか?」。


聡、「ああ、そうしたいんだ」。


香菜、「こめんははい..」(ごめんなさい..)。


真はその時、初めて言語障害である事を認めた。


真、「やってみるか?」。


聡は軽く頷き、真に申し訳なさそうに「俺達のコンビ名だけど...」。


真、「補いか?」


 聡、「な、なぜ解る?」。


真、「この子を庇う、お前を見てそう思った!


はー、もっと早く出会ってりゃーな、屋上は斉藤だったかもな?...」。


聡、「英語でそれをサプリメント、略してサプリ!」。


真、「小百合が待ってる、あいつの部屋で話そうぜ!」。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。


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