第一章 災難
避雷針から..ファーストラブ オリジナル
http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html
初回完成日 Ver1.0
(2007/11/10(土) 午前 10:39)
オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1498311.html?m=lc&p=1
The world of the Holy Mother
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避雷針から..ファーストラブ
三つの願い
原作 シャイニーパステルムーン★
東京世田谷区、城南高校 屋上
「ふざけんなよ#!すかしてんじゃねーぞこらぁ~」。
「なにがだよ」。
城南高校二年、風間 聡。
パンクバンド、クラウ、ボーカル。
彼らメンバー鈴木浩次との、思想のすれ違いから、招いたトラブル。
ボーカル風間 聡、ギター井上 真、ベース神崎 小百合、そしてドラムス鈴木 浩二。
人気が出るに連れ、いざこざが絶えない、日々が続いていた..。
「だいたい俺達こいつのために、バンドやってるみてーじゃねーか#」
浩二は、そう言い放しながら、聡の胸座を掴んだ。
浩二、「てめ~ライブで、ふざけ過ぎなんだよ#!MCテメーのコマーシャルだけで、
バンドメンバー紹介、抜いてんじゃねーか#!」
浩二は、聡の胸座を掴んだまま、屋上の金網に聡を押し付けた。
そして真が、「聡は、お前がスカウトしたんだろうが、お前だって、
『ボーカルのセンス有るし…、ルックスも、申し分ねーから』って、
聡に直接交渉したの、お前じゃねーか!」
浩二「気に入らねーんよ、だいたい気取ってんじゃね~ぞぉ~、プライベートじゃ~
ち~っとルックスいいからってよ~、ちやほやされて、へらへらしやがって#!」
そう言いながら、聡の胸座を掴んだまま、軽く持ち上げた。
反射的に聡は、浩二の体を前に突き飛ばした。
聡が、「てめーは、所詮そんなことしか、人を計れねーせこい野郎だぜ」。
浩二は聡のその言葉に激怒し、いきなり聡を殴りつけた。
聡も浩二に、殴られた事で激怒し、逆に今度は、浩次を金網に体を押し付け、
胸座を掴んだだまま、
「調子こいてるのは、おめ~だろーが、てめ~がどれだけなもんなんだ」。
そう言い放ちながら、浩二の左頬を殴りつけた。
この二人がやりあっている最中、急に雲行きが怪しくなって来ていた。
この屋上の空も、この仲間達を煽る様に、厚く黒い雲が、屋上を囲んで行くのであった。
そして雷雲から、イナズマが走り出していた。
彼らはそんな事は眼中に無く、このいざこざに気を取られていた。
聡がちょうど屋上の出入り口付近で、言い争いをしている最中、
突然豪雨が 屋上目掛けて降り注いだ。
雷雲はまるで、この仲間達を煽るがごとく、豪雨と共に鳴り響く。
聡は浩次に、蹴りを入れ掛けた瞬間!
右片方のシューズが飛んだ。それを 浩次が交わす。
イナズマがピカ!っと光った直後、雷音が鳴り響く。
そこで小百合が始めて、今の状況に気づいた。
小百合は、奇声を上げる様に、「やばいよ!やばいよ!」。
そう発している声さえも、この状況下では、消されてしまう。
聡は浩次を、屋上の出入り口の、高くなっている建物のコンクリートの壁に、
浩次を両手で押し付け、また浩次の胸座を掴み、
「気にいらねーんだったらなぁ~# 止めてやるよ!」。
そう言い放ちながら二人は、お互いを睨み付けている。
そして聡が、両手で浩次の制服を掴んでいた、左手だけを離し、
その手で殴りかけた瞬間!。
その上に備え付けられていた、避雷針にイナズマが走った。
小枝が半分だけ折れたような、鈍い音が、”パン! ”
その直後、この二人が、だぁー、と言う擬音のような声を上げ倒れこんだ。
屋上に居た真が、われに帰り、豪雨と、雷音を耳にした。
呆然と立ちすくむ、小百合と真。
雨はより強く、この仲間たちに降り注いでいた。
そして、数秒の時が流れて行く。真が、「なんだよ、どうしちまったんだよぉー」
状況が把握出来ぬまま、雨の音だけが、辺りを囲んだ。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。