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スペース浦島太郎by私

掲載日:2026/08/29

YouTubeのショートで流れてきたから⋯。

宇宙世紀0078年、浦島は人型機動兵器に乗り込み月の横に現れた謎の物体の調査に訪れていた。


「こちら浦島。目標は相変わらず沈黙している。」


「管制官より、浦島大尉へ。最大限の注意を払え。」


「わかってるよ、あいかわらず心配性だな。帰ったらトーストにしてやるんだから。」


月の横に現れた謎の物体に浦島が触れようとしたとき、謎の物体は胎動しはじめた。


「コイツ!動くぞ!」





カメええエエェェエエェェ!!!!




謎の物体と思われたソレは手足と首を出し亀のような見た目になったかと思うと真空中の宇宙空間でも響く大声を上げた。



その声に触発された若者たちが機動兵器で巨大な亀に突っ込んでいく。


「やめろ!命を無駄にするんじゃあない!」


浦島の叫びも虚しく宇宙亀が口から発した熱戦で若者たちは蒸発した。


「こんな簡単に命が奪われたら!こっちはたまったもんじゃないんですよ!⋯貴様のようなやつがいるから!!」



浦島は三日三晩、宇宙亀と闘った。



闘いつづけた。


そして宇宙亀は沈黙し、そこから人の言葉が聞こえてきた。


人の少年よ。


争いをやめなさい。




「人が死んだんだぞ!いっぱい死んだんだ!それをお前みたいなやつが!わかった!お前は生きていちゃいけない存在なんだ!」


浦島の精神に呼応した機動兵器は宇宙亀を粉微塵にした。




その代償は大きかった。





「あれは彗星かな?いや彗星はもっとバーって動くもんな⋯⋯」




浦島は心を喪失していた。

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