魔物の洞窟
俺は双剣を錬成して両手に短い剣を持ち洞窟へ入った。洞窟に入りすぐに魔物の群れが待ち構えていた。俺はすぐに戦闘態勢をとった。俺は双剣をクロスに構えそれをそのまま振り下ろした。するとその切った衝撃波が敵に向かっていき、かまいたちのように敵を切り刻んだ。
「かなり敵が多いがこのくらいの強さならなんとかなりそう」
俺がそうぼそっと言い洞窟の最深部へと向かった。
そこには今まで戦ったウルフよりも一回り二回りくらい大きなウルフとその仲間のウルフがいた。この魔物たちの親分なのは見てすぐにわかった。
俺は双剣を出して先程と同じ技で速攻で倒そうとした。衝撃波が魔物たちに向かっていくと親分が爪を引っ掻くような動きをすると俺の衝撃波が消されていた。
「今のはなんだ!!」
俺が驚いていると魔物の群れが飛びかかってきた。俺は大剣を錬成し自分の周りを一周するように振り回すと飛びかかってきた魔物は一掃できた。そして親分のウルフとの一騎打ちになった。そして親分のウルフが飛びかかり爪を引っ掻くと衝撃波が俺に向かって飛んできた。
「これでさっきの俺の技を相殺したのか」
俺は大剣を下から上に振り上げると衝撃波が出て今度は俺が相殺させた。俺は頭の中でこの状況に合う技を出せる武器を想像した。
「ここはこの武器の技が良さそうだ」
俺は槍を取り出した。一度敵から距離を取り、そしてその槍を敵に向かって投げると勢いがどんどん増していき槍が敵の命中し槍で親分が真っ二つになった。俺は洞窟の中を少し確認し敵が残ってないかを確認して全てが倒したことが分かり俺は走って宿屋へと向かった。
「真衣大丈夫かな? 俺のせいで怖い目に遭わせちゃったけどこれからも旅に一緒に行ってくれるかな?」
俺はそんなことを考えながら呟いていた。
「すみません。彼女のこと任せてしまってごめんなさい。俺の彼女はどの部屋にいますか?」
そして宿屋へと着くと受付の方に真衣のいる部屋を教えてもらいその部屋へと飛んで行った。
「真衣。怪我はどう?」
「おお。たっくん。お疲れ様。怪我は全然大丈夫だよ。捻った足も宿屋に方に応急処置してもらって今湿布貼ってもらったよ。心配かけちゃってごめんね」
真衣はいつものように元気な様子で俺を迎えてくれた。でも応急処置もしてもらって少し安心した。
「じゃあ今日も宿屋に泊めてもらってゆっくり休も。今から宿屋の受付の方にお礼を言ってもう一泊すること伝えてくるからちょっと待っててね」
そして俺は安心しながら宿屋の受付の方のところに向かった。
「彼女のこと応急処置してくださったみたいで本当にありがとうございました。申し訳ないのですがもう一泊させていただきたいのですがいいですか?」
「いえいえ。もちろんお泊まり出来ますので彼女さんと一緒に疲れを取って怪我も安静にしてあげてくださいね」
宿屋の方は俺と真衣のことを心配してもう一泊することを許可してくれたので俺は一礼して真衣のいる部屋へと戻った。




